「気に入ったサウンドを作り出すって難しいよ。頭で思い浮かべたのと別のメロディーを口ずさんじまったり、ある時は成り行きでセッションして結局は気に入らない音楽になったりするしな」 ―ローウェル・フルスン―(シンコーミュージック『偉大なるブルースの肖像』より引用) *** アメリカン・フォーク・ブルースこぼればなし。 krokovski1868.hateblo.jp デイヴ・ヴァン・ロンクによれば、モダンフォークの文脈において、黎明期のムーブメントを牽引していたのはユダヤ系のプレーヤーであったという。フォークソングを土地の民の記憶ととらえると、容易にナショナリズムとくっついて右にちかづくはずなのだけ…