ブルース・チャトウィン。Bruce Chatwin (1940-1989) イギリスの紀行文作家。
サザビーズ美術鑑定家を辞職し、エジンバラ大学で考古学を学ぶ。のちサンデー・タイムズのジャーナリストとして勤め、1977年に紀行小説「パタゴニア」で作家としてデビューした。
主な著作に
パタゴニア/老いぼれグリンゴ (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 2-8)
ウィダの総督 (シリーズ精神とランドスケープ)
ソングライン (series on the move)
ウッツ男爵―ある蒐集家の物語
どうして僕はこんなところに
podcasters.spotify.com 今回は、1月から3月にかけて買った本のなかからおすすめ5冊をご紹介。 そのうち4冊はチラ見してるだけだけど、家に持ち帰ったときから読書は始まってるからいいのです。 ◆1冊め 『ひとりみんぱく』 本屋で普段行かない棚にあったせいでめっちゃ探しました。汗だくになった思い出。 ひとりみんぱく 作者:松岡宏大 国書刊行会 Amazon ◆2冊め 『埃だらけのすももを売ればよい ロシア銀の時代の女性詩人たち』 詩集久しぶりかも。詩集、読むのにエネルギーがいるので積みがちだけど今年はちゃんと読んでいきたい。 埃だらけのすももを売ればよい ロシア銀の時代の女性詩…
数えた足跡など 気づけば数字でしかない BUMP OF CHICKEN「カルマ」 走る街を見下ろして のんびり雲が泳いでく 毎日、歩いている。 そりゃ、歩くだろう、とおもわれるかもしれない。動物なんだから。そこそこ健やかな人間は一生のうちにおよそ一億五千万歩を歩く*1。よほどの事情でもないかぎり、歩かない日はない。歌にも歌われているように、幸せは歩いてはこず、むしろ音速に近いスピードでわれわれの前をかすめて置いてけぼりにしていく。不運な人間としては肩をすくめてとぼとぼと歩いていくしかない。 しかし、「あなたはほんとうに生きているのか?」と指をさされて問われれば誰もがたじろいで即答しかねるように…
年の終わりに、新聞では2023年回顧をしていた。読書欄でも、書評委員によるこの1年の推薦書が数十冊紹介されているが、「読みたい」と思った本は1冊もない。書店で現物をチェックしてみようとか、ネットで目次を読んでみようとか、少しでも調べたいと思った本は1冊もない。新聞の読書欄は毎週目を通しているものの、「読みたい」と思う本は年に1冊あるかどうかだ。読書欄にめぼしい本はないが、書籍広告なら、多分年に10冊くらいは気になる本があり、のちに内容を確認して買うこともある。 読書欄に読みたい本がないのは、私の読書の趣味が世間の人と違うから、ではない。世間の人が読みたがる小説類は読書欄では「おまけ」程度にしか…
八十日間世界一周の上巻だけを読了。ヴェルヌはやはり面白いな。もし誰かの全集を読めと言われたら私はヴェルヌかな。現代の作家ではルクレジオかチャトウィンか。兎に角、旅行作家、冒険小説が大好きだ。でも、巷で溢れているノンフィクションの旅行記は所詮は現実の世界なので面白味に欠ける。実体験と創造の世界を合わせた物語が一番面白い。 この本は1873年に書かれた本だ。当時はまだ民間機が普及していなかったから専ら旅行は船旅か鉄道の旅になる。今はLCCや格安航空券が出たおかげで簡単に世界一周が可能だ。以前、新書で80時間世界一周という本があったのを思い出した。移動手段こそ大分便利になったが1873年の世界もあま…
👇のリストがベース 1~1001番までは2007年版の年代順。 1002番以降は2007年以降に追加された書籍順。 英語表記は翻訳されていない本。(見落としあったらコメントください。。。) 1000~1100/1300くらいは翻訳されてそう。 訳が古かったり、世界文学全集の中だけ収録されているものだったり、割と希少本も少なくないので、図書館など活用して消化していきたい… 1. Aesop's Fables (Aesop) 1 イソップ寓話集 アイソーポス 2. Ovid's Metamorphoses 2 変身物語 オウィディウス 3. Chaireas and Kallirhoe 3 カイレ…
どーも、ShinShaです。 今回は、久々に文房具、トラベラーズノートがお題です。 僕は文房具オタクで、これまで記事をいくつか書いてきました。 ボールペン、ほぼ日手帳、携帯ノート・メモ。 何故、文房具にこれほど愛を感じるか? それは小さな製品の中に、人類の歴史・文化、技術が詰め込まれているから。 例えば、ボールペンの世界では、より細く、なめらかに、色良く、長く使えるための技術改良が行われてきました。 ボールペン一本にも有機・無機化学の技術の粋が生かされているのです。 現在のボールペンの原理を発明したのは、1943年、ハンガリーの… あ、今日はトラベラーズノートがお題でしたね💦 2006年に日本…
『B面の歌を聞け vol.3』(夜学舎, 2023年)を読んだ記録。 5月の文学フリマ東京で太田明日香さんにお会いしたときにご恵贈いただいた。ご自身が主宰する出版レーベル「夜学舎」から刊行された『B面の歌を聞け』の最新号。 過去号もよかったが、今回は体裁から構成から各記事の隅々まで全部がめちゃくちゃ好きで、出かけるときにはA5ファイルに入れて持ち歩き、電車の中や公園のベンチで読み、3周ぐらいしてしまった。 映画『歩いて見た世界 ブルース・チャトウィンの足跡』をまず思い出した。"世界は徒歩で旅する人にその姿を見せるのだ"そういえば観たのは去年の今頃だった。岩波ホール最後の上映作品。 遠くの別の土…
2011年9月8日第1刷発行 帯封「モレスキン社制作協力! 生活、仕事、勉強、趣味、アート、遊び、育児、料理…他『伝説のノート』と生きる 61人それぞれの活用法 ともに旅し、考え、表現する。ともに喜び、悲しみ、苦悩する。『人生の相棒』としてモレスキンと暮らすヒント。」「ヘミングウェイ、ピカソ、ゴッホ、チャトウィンの時間が刻まれた世界で一番愛されるノート 待望の世界初ガイドブック‼ 記録・発想・個性を刺激する75の使い方 モレスキン『伝説のノート』活用術 自由であるがゆえに世界中でその使い方が熱く議論される奇跡のノート。その中から仕事とプライベートで今すぐ実践できる活用法を厳選して紹介。ライフハ…