メタルギアのスネーク御用達の装備。
被ったまま動かなければ至近距離でも発見されない。
基本的に何事にも無頓着な(ようにみえる)スネークもダンボールには異常なまでの「愛情」を注いでいる。
1枚の厚紙でできているのではなく、両面ダンボールの場合、「表の紙」「中芯」「裏の紙」の3枚の用紙でできています。その3枚の材質をそれぞれ変えることによって、強いものや軽いものができます。 また、中芯は、規格で波の高さが決まっています。
わが国では、1909年、井上貞次郎氏(聯合紙器(株)=現レンゴー(株)の創立者、わが国のダンボール産業の創始者)が、苦心の末初めて国産化に成功しました。氏は綿織り機を応用してボール紙に多くの段をつけることに成功し、これを【段ボール】と命名して東京の北品川北馬場において三盛社(後の三成社・レンゴー(株)の前身)を設立して事業を開始しました。これが国産の始まりであり、わが国におけるダンボール産業の発祥となるのです。
ダンボールは、軽量でありながら構造体としての強さと衝撃吸収性に優れています。
反面、限度以上の強い力が加わると段がつぶれ、構造体としての機能を十分に発揮しなくなるので、ダンボールの製造、包装設計にあたってはこれらの機能を十分に生かす工夫が必要です。
寸法は「内寸法」、「外寸法」そして「外形寸法」に分かれる。
箱のうちのり寸法。入れる事のできる製品の寸法。
ダンボールメーカーが一般的にこう呼びますが、ダンボールケースの接合部をはがし、開けた状態にした時の線から線の寸法、設計寸法、ケイ線寸法とお考え下さい。
箱に組み立てて中身も入れてフタをした状態の外側の寸法。その箱が入れられるスペースの寸法。外寸法とまちがいやすいが、外寸法より3mmから20mm程度大きくなります。
もっとも一般的なダンボール。3mmのB/Fとほぼ同じ価格で、5mmの段厚があります。一般物流、発送梱包などにもっとも使われるダンボールの厚み。
2番目に一般的なダンボール。置き場所の問題で、在庫容積がA/Fの約二分の一になるために使用されたり、小さい箱に使用されることがあります。また、1.5mmのE/Fよりやや安価なため、E/FをB/Fにする場合もあります。
A/F とB/Fを貼り合わせたような構造の5枚構成の二重ダンボール。
A/Fでは強度が不足する重量物を梱包する場合や、一般的な輸出梱包に使用されることが多いです。
また、二重であるという緩衝性能の高さから、故意に材質を落としてダブルダンボールを使用する場合もあります。潰れを利用して内容物の保護を計る場合など、箱は「ただ強ければ中身を保護するとはいいきれない」場面もあります。
3ミリのB/Fよりも1.5mmのE/Fの方が、材質が同じ場合やや材料費が高くなります。 薄いのに高い理由は、段目の細かさにより製造速度が落ちるからといわれています。
N式やB式などの抜き箱に多用される材質で、断面の段目が目立たないためパッケージとして使用されることが多いです。強度面ではB/Fに比べて劣るが、同じ重さの厚紙よりはずっと強度があります。