立春の東京新聞杯は中団の内ラチ沿いを追走したサクラトゥジュールが、直線に向くと内からスルスルと進出。逃げ粘るウインカーネリアンを差し切って重賞初制覇を果たした。7歳馬による東京新聞杯優勝はダイワカーリアン以来24年ぶり。しかし7歳馬同士のワンツーとなると過去73回の歴史上例がない。サクラトゥジュールはキャリア24戦目、ウインカーネリアンも25戦目。かつてと異なりレースを絞って使われる現代は、7歳馬とはいえ消耗は少ない。 ところでサクラトゥジュールの今日のレースぶりは過去に観た覚えがある。昨年5月のメイS。ダグラス・レーン騎手の手綱で好位のインで折り合うと、直線に向いて内ラチ沿いからスルスルと進…