アフリカ東部の言語。ケニア、タンザニア、ウガンダなどで公用語。母語人口に比べて共通語として使用する人口が多いのが特徴的といわれる。
表記法はアラビア文字かラテン文字が主流である。歴史的にはムスリムによる交易や侵略の結果広まったアラビア文字表記のほうが古いが、西ヨーロッパ人の侵略と植民地支配の結果、ラテン文字表記が広まった。現在ではムスリムはアラビア文字表記を用いることも多いが、キリスト教徒の支配する時代にスワヒリ語を受け入れた人々はそれを使わず、ラテン文字のみを使うことが普通であり、公式にもラテン文字で正書法を定めている。
イスラームとキリスト教の双方を伝えるために利用された事のある言語である。