人の身体的特徴、趣味、学歴、仕事などの階級を表す言葉。
もともとはコンピューター用語で「パソコンの仕様=どんなパーツや組み合わせで構成されているパソコンか」という意味だったが、転じて「どんな人間なのか?」を指すようになった。匿名掲示板など相手の姿が見えない会話の中で「書き込んでるお前は一体どんな人間なんだ」という疑問は生まれて当然であろう。
上記のようなものが「スペック」であるが、このような自己申告による箇条書きの情報を通して、読み手はおおまかな人物像を想像するのである。かつて話題となった電車男、痴漢男等でも「スペック希望」「漏れのスペックは・・・」などと記述された。
ちなみにネット上で「ハイスペック」ともてはやされるのは「高学歴」「容姿端麗」「高収入」というような人物像のようである。
パソコンのスペックとは以下のような項目を指す。
specification(スペシフィケーション)の略で、「仕様」を意味する。JISの規定では「システムの開発又は妥当性確認のためにそのシステムを明確に規定する、文書化された詳細な記述」。
例えば「マシン・スペック」と使われる場合、PCがどのように構成されているか(部品・パーツやその組み合わせ方)を記述したものである。このように仕様が規定されることで、どの程度の処理能力を持ったPCであるかどうかが実物に触れてみる前に了解できる。
しかしスペック=性能、と考えるのはあまり正確ではない。