George Frost Kennan(1904年〜2005年)
アメリカの外交官で国際政治学者。単にケナンとも。→ケナン
駐ソ大使時代にX論文(ソヴィエトの行動の源泉)を著し、ソ連の行動様式を分析、対ソ封じ込めを提唱した。
アメリカ外交の伝統的宿痾とも呼ぶべき理想主義*1を退け、現実主義的政策を推奨し、冷戦初期のアメリカ外交に大きな影響を与えた。
*1:本人の言葉を借りるのであれば法律家的・道徳家的アプローチ
治乱誰言有両道修文講武是良漢胸中所盡無他策欲韓山草木蘇生 伊藤博文の詩(うた)である。 明治三十八年、初代韓国統監として実際に彼の地に渡る際、吟じたものであるという。 (Wikipediaより、統監府庁舎) 藤公、このとき六十五歳。 既に還暦を過ぎていながら、その精神は些かも張りを失っていない。前途に控える大仕事への、盛んな意気込みが伝わってくる。 しかしながらその一方で、藤公の此度の挑戦を「危険な火遊び」と看做す手合いも少なくなかった。当代きっての従軍記者で探検家、ロシアに異常な関心を燃やすジョージ・ケナンの如きなど、 「朝鮮王は独特の陰謀性を持つ上に、無神経で曖昧で虚栄心に満ちた男だ。伊藤…
今日は一心不乱に読書をし、まとめていたのでそれ以外の話はなし。悪しからず。 【読書】 カイ・バードとマーティン・シャーウィン『オッペンハイマー 中 原爆』(ハヤカワ文庫NF、2024)及び同『オッペンハイマー 下 贖罪』(ハヤカワ文庫NF、2024)を読了。メチャクチャ睡眠時間削って何とか読み切りました……。それほどまでに読む価値があったと自信をもって言えますね。 まず、中巻から。ナチスを地上から消し去るためにナチスより先に原爆を作らなければという必死の思いで、ロスアラモスの数千人の科学者たちを独特なカリスマ的魅力で仕切ったオッペンハイマー。理論物理学の直観的な天才から巨大なプロジェクトのスマ…
【労働】 無ですが、一個だけ本務と関係ないところでよいニュースがあった。活動が報われてよかったンゴねえ。 【ニュース】 ガザ地下施設空爆 ハマス幹部死亡か イスラエル:朝日新聞デジタル イスラエルは即時攻撃を辞めるべきだが、多分ハマスはハマスで一旦幹部が皆殺しにならないとアカン気がする。お得意の標的暗殺作戦に切り替えた方がいいのではないか。ガザ地区の人たちは自分たちをこんな目に合わせたハマスについて正直どう思ってんやろうか。 ギャング襲撃で4千人脱獄、首相は辞任表明 ハイチで政情不安深刻に:朝日新聞デジタル とりあえずGTA6を早く開発してギャングに配って破壊と殺戮はゲームだけにとどめるなどし…
ビクトリア・ヌーランド米国務次官(政治問題担当)が外交の舞台から身を退くという驚きの展開に M. K. BHADRAKUMAR Indian Punchline March 6, 2024バイデン政権で外交官として3番目に高い地位にあったビクトリア・ヌーランド米政務次官の辞任は、月曜日、青天の霹靂のようにやってきた。簡単に説明するなら、バイデン大統領の任期が始まる2021年に彼女が切望していた副長官への昇進が見送られ、代わりにバイデン大統領の中国に関する重要なアドバイザーであるカート・キャンベルが最近着任したことが腹立たしいということだろう。 アントニー・ブリンケン国務長官がヌーランド氏(62…
【日米戦争どっちが悪い】「西欧白人国家による侵略から、アメリカ合衆国建国、日米開戦への道、原爆投下…の歴史」『産経新聞』(渡辺浩:東京大学名誉教授) ■片手に十字架、片手に鉄砲 侵略と虐殺繰り返した西欧白人国家 産経新聞 2016/12/4『日米戦争どっちが悪い』(渡辺浩:東京大学名誉教授、法政大学名誉教授) https://www.sankei.com/article/20161204-VCRUIPGT7NOSBLLIXE7K7PGFAM/ ~~~ 1941(昭和16)年にわが国と米国などとの戦争が始まってから8日で75周年を迎えます。 戦争の原因は何だったのか、どちらに責任があるのか-。 …
・ ・ ・ 関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。 ・ ・ {東山道・美濃国・百姓の次男・栗山正博}・ 2024年2月20日 YAHOO!JAPANニュース 現代ビジネス「中国共産党とよく似た米国民主党、政治・経済的に共倒れとなるか? 人類の文明は「私利私欲」のおかげ 原始共産制という言葉をしばしば耳にする。 農耕が始まる前の狩猟採集社会では、基本的に「富の蓄積」が出来なかったと考えられている。木の実などはある程度備蓄できたかもしれないが、獲物の肉はすぐに消費しないと腐ってしまう。大航海時代に香辛料が珍重されたのも、有効な保存方法が無く腐りかけた肉を食べなければならなかった当時の人々…
満洲国にはずっと興味がある。始めに言っておくと、満洲国いいじゃない、なぜ、アメリカ合衆国は満洲国に協力できなかったのかというのが私の立場である。 満洲国は、日本人にとって益々重要である。最近、中国の不動産が破綻して2000兆円もの負債を抱え、臭菌平がロサンゼルスでバイデン大統領と久々に会談した際、これは噂レベルだが、1500兆円もの援助を要請したと伝えられた。 北京大学を出ても大部分の学生が就職できず、それどころか、地方財政も破綻し給料が出ず、中国各地でデモ、抗議活動が活発化している。日本のバブル崩壊、地価下落とは根本的にちがうこの問題の根は深い。 地価が永遠に上がると見越して国家そのものが同…
リーマンショック発生直前、桜が咲き誇るFRB(2008年3月25日撮影、FRBのサイトより) 今の日本は戦後最大の経済危機の入り口にある。 これから起こる米国株大暴落からの世界大恐慌による日本経済への打撃は、バブルの崩壊やリーマンショックの比ではない。 経済大国でいられるのか、それとも急激に「超没落国家」になるのかの分かれ目にある。 日本にとって深刻なのは、「金融巨大災害防止措置」が全く取られていないことだ。 「危機の本質」は「国富の喪失」である。 日本の対外純資産419兆円、32年連続世界一 日本の対外純資産は昨年末で419兆円、32年連続で世界一であり、経済大国日本の力の源泉である。 新型…
2023/12/1金曜日。 6時に起床し洗濯と朝食&納豆作り。 圧力鍋で30分間大豆を蒸し上げ。 そこに、納豆菌と水を溶いた物を掛けて混ぜ混ぜ。 ヨーグルトメーカーの容器に入れて45℃24時間で設定。 明日の朝出来るのを楽しみに待つことに。 8時半に昨夜から浸水させた米600gをザルに上げて水切り。 その間、畑と買い物へ。 11時半に帰宅後、お米を蒸す為に鍋に点火。 同時に発酵器を36℃設定でスタート。 鍋がグツグツしだしたら蒸し布に米を包んで鍋の中へ。 40分間蒸したらパイレン布へ。 いい感じで蒸し上がった。 45度まで下がったら種麹を振りかけよーく混ぜ混ぜ。 パイレン布の上から更に晒布で包…
ウクライナ総司令官の本音 2年近く続くウクライナ戦争ですが、現在の戦況は実際のところどうなっているのでしょうか。 戦争に関するメディアの報道ほど当てにならないものはなく、これは民主主義国のメディアも例外ではありません。 戦争というものの性格上、支援している側の士気を削ぐ様な報道は出来ないことから、客観的な報道は消え失せてしまいます。 という事でこのブログでも偏った報道を紹介しても意味がないと思い、ウクライナ戦争に関するコメントはかなり控えてきました。 ところがここにきて、西側の報道内容に大きな変化が見えてきました。 これまでウクライナはロシア侵攻時の国境線までロシア軍を後退させ、更にはクリミア…
【日米戦争どっちが悪い】「西欧白人国家による侵略から、アメリカ合衆国建国、日米開戦への道、原爆投下…の歴史」『産経新聞』(渡辺浩:東京大学名誉教授、法政大学名誉教授) ■片手に十字架、片手に鉄砲 侵略と虐殺繰り返した西欧白人国家 産経新聞 2016/12/4『日米戦争どっちが悪い』(渡辺浩:東京大学名誉教授、法政大学名誉教授) https://www.sankei.com/article/20161204-VCRUIPGT7NOSBLLIXE7K7PGFAM/ ~~~ 1941(昭和16)年にわが国と米国などとの戦争が始まってから8日で75周年を迎えます。 戦争の原因は何だったのか、どちらに責…
野中広務 全回顧録 老兵は死なず (文春文庫) 作者:野中 広務 文藝春秋 Amazon 9月5日の視聴 ・『映像の世紀・バタフライエフェクト 第45回「GHQの6年8か月 マッカーサーの野望と挫折」』 →#43,46はこちら⇩。 【2023年『8月28日の視聴』→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20230924/1695533167】 →アメリカ陸軍の教育映画(昭和21年)…?連合国軍最高司令官総司令部(General Head Quarters)。マッカーサーのあれこれは、第31回⇩でも。 【2023年『2月15日の視聴』→https://mor…
バタイユはこの本の発刊当時、既存の経済学が経済を論じる際に、特定の地域や共同体について論じるのみで、経済の全般に論じていない点について、不満に思っており、経済全般を論じるにあたって、蕩尽という概念が有効だと述べたようだ。 そして、バタイユは独自の視点から様々な蕩尽を事例として挙げています。アステカ文明における、人柱テスカトリポカ、ピラミッドや豪奢な教会建築、近代における戦争、ポトラッチ、とりわけその際の贈答品の破壊、ダライ・ラマが統治を行うチベットの政治機構(僧侶の研究や瞑想・宗教行事のための寺院に多大な寄付を僧侶以外が行っており、その点を蕩尽と考えているようです。僧侶の生き方そのものも、労働…
2021年08月15日以下は、先日、産経新聞の下段広告で見て、これは必読、と近所の書店で購入した櫻井よしこさんの「赤い日本」の序章からである。本著でも彼女は最澄が定義した国宝、それも至上の国宝であることを証明している。日本国民のみならず世界中の人たちが必読である。はじめにー国家ではない日本「規定がない」 令和3(2021年)3月23日、日本政府を代表して政権の意図するところを発表する立場の官房長官、加藤勝信氏が質問に答えてこう語った。 「わが国には人権問題のみを直接、あるいは明示的な理由として制裁を実施する規定はありません」 中国の新疆ウイグル自治区では100万人を超えるウイグル人が収容され、…
アメリカのソ連専門家であり、マーシャル国務長官(トルーマン大統領)が設置した政策企画室の初代室長(1947年5月5日~1949年末まで(?))を務めたジョージ・ケナンの政策を中心に米国の対ソ封じ込め戦略の成立や目的について解説した本である。 第2次大戦まで米ソは同盟国として戦ったが、戦後はヨーロッパを中心に対立する。戦後のしばらくは、ベルリン危機(1948年6月24日~)を含む東西ドイツ問題、欧州の戦後処理、北大西洋条約(1949年4月4日)、ソ連の核開発、朝鮮戦争の勃発(1950年6月25日)など大きな問題が多発したあわただしい時期であった。 地政学的な5つのパワーセンター、米、ソ、英、独、…
国連総会でトランプ氏「新型コロナは中国の責任」(2020年9月23日) 動画 YouTube https://www.youtube.com/watch?app=desktop&v=TB_FsUtJWow 国連総会、アメリカと中国が対立 新型ウイルスめぐり批判 国連総会、アメリカと中国が対立 新型ウイルスめぐり批判 2020年9月23日 BBC 国連総会の一般討論演説が22日、米ニューヨークの国連本部で始まった。ドナルド・トランプ米大統領が中国について、新型コロナウイルスを拡散したと批判するなど、米中の対立が鮮明になった。 今年の国連総会は新型ウイルスの影響で、大部分がオンラインで開催されてい…