John Stuart Mill, 1806-1873
英国の哲学者・経済学者。「J.S.ミル」とも。
父は哲学者・経済学者のジェームズ・ミル。ベンサムの助言により、父の英才教育を受ける。
1823年に東インド会社に入り会社の解散まで勤めた。退職後は著述に専念し、ベンサムの功利主義思想を大成するが、その際にベンサムのとった数量的快楽計算を否定し、快苦の質的差異を指摘し、「満足した豚であるよりも、不満足なソクラテスでありたい」という精神的快楽の感覚的快楽への優位を示した。
また、実践的・政治的な改革の動きにも興味を持ち、選挙法改正・議会改革にも尽力した。
『論理学大系』『経済学原理』『自由論』『女性の解放』『自伝』
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