Georges Brassens
1921年に生まれ、1981年に没した、フランスを代表するシャンソン歌手のひとり。ポール・ヴァレリーと同じ、南仏の港町、セートの出身。反体制的かつ文学性の高い歌詞が、知識人や学生から支持された。
ただしギター弾き語りにこだわる音楽スタイルの単調さと、歌詞の難解さゆえに、フランス国外での知名度はそれほど高くない。ゴダールのデビュー作『勝手にしやがれ』で、代表作の"Il y a pad d'amour heurex"(幸せな愛はない)がBGMとして何度か断片的に使われている。