Jackie Brown
小規模の航空会社にて安月給のスチュワーデスをしているジャッキー・ブラウンには、もう1つの仕事があった。密売人オーデル・ロビーの売上金の密輸を行っていたのだ。しかしATF(アルコール・タバコ・火器局)の捜査官レイに逮捕され、迫られる。オーデル逮捕の手伝いをしろ、と。しかしジャッキーはオーデルが証拠揉み消しの為に自分を消そうと知り、ATFとオーデルの両方と欺くべく、大勝負に打って出る。
1970年代ブラックス・プロイテーション映画の華、パム・グリアを主演にした犯罪スリラー。子供のときから彼女のファンだったタランティーノが、彼女を念頭に置いた脚本を執筆した。ジャッキーとほのかな恋に落ちるしながい保釈保証人役ロバート・フォスターや、そこいら辺に落ちている濡れ雑巾のようにもっさりしたロバート・デ・ニーロらも好演している。
マイケル・キートン演ずる捜査官レイは、本作との『アウト・オブ・サイト』の両方に出演。これはタランティーノとスティーブン・ソダーバーグがランチを一緒に取っているときに決まったという。
*1:Rated R for strong language, some violence, drug use and sexuality.