(独:Stasi)
ドイツ民主共和国(東ドイツ)の秘密警察・諜報機関である国家保安省(ドイツ語: Ministerium für Staatssicherheit;英語: Ministry for State Security、略号:MfS)の通称である。英語の「state security」に相当するドイツ語の「Staatssicherheit」の太文字部分を読んで 「Stasi」 と呼ばれた。徹底した監視態勢で東ドイツ国民を震え上がらせるばかりでなく、西ドイツにもスパイを送り込み、東西両ドイツ国民から恐れられた。全盛期には対人口比で同じナチス・ドイツ(ナチ党政権)のゲシュタポ、ソビエト連邦のKGBをしのぐ監視網を敷いた。