アイマン・アル・ザワヒリ*1。(Ayman al-Zawahri , Ayman Al-Zawahiri)
国際テロ組織アルカイダのナンバー2と目される人物。一般に「ザワヒリ副官」等と表記される。
ビンラディンの右腕にしてアルカイダの「参謀総長」にあたる存在とされる。
1951年、エジプト生まれ。学者の家系に生まれカイロ大学医学部に進む。
同時に、15歳にしてイスラム主義を唱えるムスリム同胞団に入団、大学時代にはさらに過激なジハード団*2に入団する。1981年にジハード団によってサダト大統領が暗殺されると、エジプト政府はジハード団のメンバーの摘発に乗り出し、ザワヒリも逮捕され、禁固3年の刑を受けた。
出所後、1985年にアフガニスタンに侵攻したソ連軍と戦う義勇兵を支援するためパキスタンのペシャワールに渡る。ここで、ザワヒリはビン・ラディンと出会い、意気投合する。
1989年のソ連軍のアフガン撤退後、ビン・ラディンはアルカイダを設立する。ザワヒリはジハード団幹部としてこれに協力したとされる。
1990年代、ザワヒリはジハード団のネットワークを世界的に拡大しようとしたが、結果的にこれは失敗に終わる。このためジハード団内でもザワヒリに対する反発が大きくなった。このため2000年1月にザワヒリはジハード団より脱退、自派を率いてアルカイダに合流した。