サウスバウンド

こんにちは。こなびすです。 今日は奥田英朗さんの小説「サウスバウンド」について、感想を書きます。 小説は上下巻に渡る長編です。 主人公は平凡な小学生の二郎。 そして、熊のように体格が良く、元過激派の主人公の父親、一郎。 一郎は小説家を名乗り家でゴロゴロしてるだけ。 そして、やたら我が強く、肉体的にも強く、家族を翻弄します。 最初はこんな父親嫌やなぁと思いましたが、読み進めるうちに印象が変わってきました。 内容（「BOOK」データベースより） 感想 内容（「BOOK」データベースより） 小学校六年生になった長男の僕の名前は二郎。父の名前は一郎。誰が聞いても「変わってる」と言う。父が会社員だったこ…

サウスバウンド / 奥田英朗 サウスバウンド / 奥田英朗 2007年に映画化 国家権力が嫌いな元過激派の破天荒オヤジを父に持つ小学6年生の少年、母、姉、妹の5人家族と仲間たちが繰り広げるハチャメチャで痛快な物語。 過激派時代の父の後輩が引き起こすある出来事をきっかけに、一家は東京から沖縄の西表島に移住。その移住先で元過激派の父はなぜか有名人的存在。 期待を裏切らず移住先でも父は大暴れ。そこには強力な助っ人たちによる連携プレイが。物語を読んでいると父の破天荒さ圧倒されるが、実は家族全員が型破りな行動力の持ち主。 ハラハラドキドキな展開もあり。家族、仲間との結束。ほっこり、じんわりとくる1冊でし…

おもしろい小説を読みたい！ というわけで、歴代の「本屋大賞」受賞作品とランキング作品をすべてまとめた。表紙画像クリックでAmazonへ、あらすじやレビューも確認できるのでご参考まで。 それではいってみよう！ 2024年 本屋大賞『成瀬は天下を取りにいく』宮島未奈 「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」。幼馴染の成瀬がまた変なことを言い出した。コロナ禍に閉店を控える西武大津店に毎日通い、中継に映るというのだが……。今日も全力で我が道を突き進む成瀬あかりから、きっと誰もが目を離せない。 成瀬は天下を取りにいく 「成瀬」シリーズ作者:宮島未奈新潮社Amazon 2024年 ノミネート作品（2…

今日、もったいぶりながら、『サウスバウンド』読み終わりました。 西表島での激突が結末に向け一気にヒートアップ。こういうの奥田英朗さんが得意とする展開。そしてエンディング・・・カタルシス最高でした。奥田英朗さんにとってこの作品は直木賞受賞後の最初の作品だそうです。直木賞がピークなんていう作家が多いと思っているのですが、そうした傾向を覆す大傑作だと思います。ぜひ読んでみてほしいです！！ サウスバウンド (講談社文庫)作者:奥田英朗講談社Amazon そして、ガラリと変わって、湊かなえさんの『落日』読み始めました。なにやら叙述トリックなような罠があるかも、と、ゆっくりじっくり味わってます。武蔵野カレ…

今朝もバイクちゃんでジョナ。アチチアチチなドリアが少し冷めるまで本を読みながら待ってて、あとは交互に、ドリア→奥田英朗→ドリア→奥田英朗→ドリンクバー→ドリア・・・・というループを繰り返してたのですが、「あ、ニチテン聴かないと」要するに、TBSラジオの「安住紳一郎の日曜天国」に間に合うように帰宅するには、そろそろ店を出ないと、思ったのですが、本もいよいよ佳境なんです。本を閉じて帰路につくか、それとも本を優先すべきか・・・。なにかひとつを選択するということは、他をあきらめるということ。 最近、なんか優先順位を間違ってることも多くて自信がないのですが、今朝は本を優先しました。そして、中野編を読み終…

そういえば今日はDDTプロレスのビッグマッチでしたね。すっかり忘れてました。 プロレス見るの辞めることに決心したら、心がすごく楽になりました。気が付かないうちに義務感を感じて負担になってたのかもしれませんね。 昨日もそうでしたが、今日も暖かったですね。服の選択を間違えたら暑かったでしょう。実は昨日の夜、ウオーキングしたんですが、アウターが厚すぎて、暑くて汗かいて気持ち悪くなってきたもん。 夕方、どこに向かうわけでもなく、近場をただ走ってたのですが、今年はじめてメッシュのジャケット着ました。気持ちよかったですー。でも明日は寒いらしいですよ。そりゃ風邪もひきますよね。 奥田英朗さんのサウスバウンド…

奥田英朗さんの『サウスバウンド』を読み始めました。 なにが驚くって、この文庫本の分厚さ。まるで京極夏彦の本だとみまごうようように。 講談社文庫こそ分厚い一冊ですが、角川文庫だと上下巻に別れているようです。 で、序盤からも楽しくしかたがない。 中野ブロードウェイやら、早稲田通りやら、活動家用語やら。もうひとりで笑っていました。 楽しい予感しかない。 いきなり心を掴まれした。上京してから5年間、1980年代後半、中野区の沼袋に住んでいたので、JR中野駅周辺はあたしの活動範囲でして、中野ブロードウェイの4階のフジヤエービックにも寄ってましたね。ここで中古のサンスイのアンプとかケンウッドのCDプレイヤ…

雫の街: 家裁調査官・庵原かのん作者:乃南 アサ新潮社Amazon面白かったです。シリーズ2作めの「雫の街: 家裁調査官・庵原かのん」では、神奈川県川崎市が舞台となっているので、ものすごおおおおく楽しかったです。知ってる場所がいっぱい出てくるし。 かのんの仕事は、前作が少年事件の担当でしたが、今作は家庭事件担当に変わるし、時代はコロナ禍が吹き荒れていたつい最近が舞台になっていて、それもあって鮮度が落ちていない。今回はすごく大事に読みました。 時間は掛かりましたが、ー話ごと、ゆっくり味わいながら。噛み締めながら。脳内で映像化しながら。すぐに読了しちゃったらもったいないですもの。 相も変わらず乃南…

南の島に惹かれてしまうのはなぜでしょう。 沖縄八重山諸島には様々な島があります。二つの大きな島、石垣島、西表島。リゾート地で聞いたことのある小浜島。水牛車でおなじみの竹富島。 西表島の北方に小さな島があります。1周4km程度、人口は50人程度。鳩間島。 著者の羽根田さんはこの島に魅せられて、半分住むようになってしまいました。 羽根田さんは山岳系の著作ばかりだったので、なぜ？と少し思ってしまいました。自給自足のその島に暮らすことと山に登ることはかなり近い位置関係にあるのではとも思いました。豊かであるけれど厳しい自然。何でも自分でやらなければならない環境。閉鎖的な空間と人間関係の中での生活。魅力的…

寒いっ！ でもいいお天気で気持ちがよい。 朝ごはんは今年のジョナサン初め（ぞめ）でした。うん、やっぱり寒い。 最近、読書に割く時間がなかなか確保できません。朝ごはん後に30分くらい？ようやく読書。気合いの問題かもしれません。 今読んでるのは、奥田英朗さんの『我が家のヒミツ 』です。 いちおう発刊順だと『我が家の問題』のほうが古いのですが、それに気付かないで読んでしまいました。連作短編ではなく、普通の短編集なので問題はなさそうですが。 それにしても、奥田英朗さんが描く女性（男性は言うまでもなく）みんな魅力的。素敵です。『ガール』や『マドンナ』などの頃からずっと大好きです。 我が家のヒミツ (集英…

【Today's Topics!】 2016年創業アメリカ・バージニア州東部・ウィリアムズバーグの醸造所 『バージニアビアカンパニー』 その日本国内輸入業者『Cardinal Trading』が直営するタップルーム＆ボトルショップ『サウスバウンド』の開店1周年を記念したコラボ銘柄を空輸 華やかでドリンカブルなHAZY IPA『Yokohama Sunrise』がナイトオウルに初登場☆ ホップに『アマリロ』『ストラータ』を使用 フレッシュなホワイトグレープフルーツを感じる爽やかな一杯に仕上がっております♪ 《GROWLER-グラウラー-》 《CROWLER-クラウラー-》 《TUMBLER-タン…

Southbound (サウスバウンド)。京急線 日ノ出町駅そば。川沿い。カーディナルトレーディング直営店。タップあり。缶、瓶あり。フードあり。持ち帰り可。直営店ならではの品揃えですな。 Virginia Beer - Yokoyama Sunrise - Southboundの1周年ビール。アルコール6.5%のヘイジーIPA。 Southboundのサイトはこちら。 https://southbound.jp/ カーディナルトレーディングのサイトはこちら。 https://cardinaltrading.jp/ Southbound Southbound店内 Southbound店内

本日は基本、青春18キップを利用しての鉄道旅行となります。普通列車ばかりでは、うまくつながらないので、一部特急を使ったりもしました。 わが家を６時ちょっと前にでて、最寄りの無人駅から旅はスタートです。ひたすら汽車で南に向かうことになりです。 その昔にサウスバウンドトレインという曲がありましたが、本日の件名は、それにちなんでみました。 自宅を出る時は時間が足りなくて、スムージーだけでしたので、乗り換えの駅に着いた時に、名物駅弁を買うことにです。駅弁と名乗りながらも、駅では販売していないということで、駅近くの直売所まで足を伸ばして確保することにです。 それにしても北海道の鉄道は、大変な状況になって…