The[[Godfather: Part III
コルレオーネ・ファミリーのドン・マイケルは、ヴァチカンの庇護を得て犯罪から手を引くことを決断する。だが自らの後継者に血の気の多い甥ヴィンセントを起用したことから、内部抗争が勃発する。
スケール豊かな最終章は、15年振りの続編とあって注目を浴び、ヒットした。しかし批評面では前2作には遠く及ばなかった。特に前2作に出演していたトム・ヘイゲン役のロバート・デュヴァルが、ギャラの問題がこじれて降板し、脚本の内容を大幅に変更することになったのも痛手となった。また、病気降板となったウィノナ・ライダーの代役として起用されたソフィア・コッポラに批判が集中した。
尚、ヴァチカンとマフィアの腐敗的繋がりについては、実在のロベルト・カルヴィ暗殺事件を基にしている。
村上春樹が読者交流サイト(おそらく「村上さんのところ」)でおすすめしていたもの。2017年に転居で東京に戻る時にホテルで読み始めて、これはとても面白いから落ち着いてからちゃんと読もうと思ってはや6年超。 編集技術や音響デザインの細部は、ここまで神経を使うのかと蒙を啓かれるものがあり、さすがに読ませる。更に面白いのはコッポラ組でなくては語り得ない解説。例えば以下。 「これら70年代の名作はすべて《ゴッドファーザー》がヒットしたお蔭で作ることができたものだよ。皮肉なことに、《ゴッドファーザー》はフランシスが目指していた作品とは質が違う。当初は典型的な大予算ハリウッド映画の企画だったし、本来そういう…