ツッコミ=萩本欽一(欽ちゃん)、ボケ=坂上二郎(二郎さん)によるお笑いコンビ。
昭和41年に結成され、従来には無かった動きのあるコントを次々と披露したが、その激しさゆえ、当初は固定されたカメラからフレームアウトすることもあったらしい*1。その破天荒さと二人の絶妙なやりとりが受け、一躍人気者となる。昭和44年、NHKの大河ドラマに対抗し日本テレビ系列で日曜夜8時から「コント55号の裏番組をぶっ飛ばせ!」がスタートし、その人気も絶頂期となるが、番組内の1コーナー“野球拳”がPTAの非難の的となり、ワースト番組の称号を受けてしまう。昭和48年からは「コント55号のなんでそうなるの?!」をスタートさせるが、この頃から欽ちゃんは素人相手の番組司会や後輩の育成といったお笑い関係に、二郎さんは俳優、歌手として独自の道を歩みだすようになる。
やがて二人は解散しないまま時は流れ、年号が変わって平成の世に入ると、思わぬ事から再び注目されるようになる。平成3年、就職情報誌「デューダ」のCMで二人が共演したのがきっかけで再結成の機運が高まり、同年11月ついに銀座博品館劇場にて「やっぱりコント55号」公演を開催。これが日テレ系で放送されるや大好評を博し、その後民放各局で二人のコントを披露する特番が組まれるなどのブームを巻き起こした。
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*1:また日劇の壁をへこませたという伝説も残っている