渡辺正行、小宮孝泰、ラサール石井の3人が結成したコント集団。
当時「花王名人劇場」の演芸コーディネーターを務めていた、松竹芸能の石井光三によって見出された3人は、石井光三の勧めで早速花王名人劇場に出演。
その後は、当時マネージャーだった石井光三が設立した「石井光三オフィス」に所属し、コントの腕を磨いていった*1。
中でも、3人とも高学歴であることを逆手に取り、出身校の偏差値をネタにした「暴走族コント」などで人気が爆発。関西漫才ブームの中、稀少な関東勢として活躍し、当時大人気番組だった「オレたちひょうきん族」にもレギュラー入りが決定し、人気は不動のものとなった。
もともと、テアトル・エコーなどの劇団で芝居をしていた3人は、コントの他に「劇団を持ちたい」「俳優の仕事をしたい」などの希望を持ち、1984年4月には念願の「赤信号劇団」を設立することが出来た。
現在ではほぼ解散状態となっているが、ラサール石井が主役を務めるアニメ映画『こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE2』で久しぶりに3人が共演するなど、絆の強さは今も変わらない。
*1:石井光三の存在はその後のコント赤信号の運命を左右したと言っても過言ではない。