Serge Gainsbourg (Paris, 1928 — id., 1991). →セルジュ・ゲンズブール
映画業界ではゲンズブールだが、CDはまちまちで、かつてゲーンスブールとしていたが、ゲンスブールに変更。 ゲンスブールとはフランスでは言わないが、日本では一部これを好む傾向がある。 ガンズブール(ギャンズブール)が発音としては近い(本名がGinzburgで、それをフランス綴りにしたため)。
渋谷系とはフリッパーズギターが出すはずだった4枚目のアルバムを、みんなが こうだったんじゃないの? と自分達で作ってみて世に問う運動であったとは至極名言だと思う。 — UG & The Revolution (@soccerugfilez) 2016年5月26日 1.ムッシュかまやつ『Gauloise』 ゴロワーズ(+1) 渋谷系ムーヴメントの中、小山田圭吾主催のトラットリアレーベルからリリース。プロデュースは小山田圭吾とトシ矢嶋。本番ロンドンでレコーディング、アシッドジャズに仕上がった名作。 2.カーネーション『天国と地獄』 open.spotify.com ムーンライダーズや初期ピチカート…
ロビー・クリーガーのように、ピーター・ブロデリックのようにギターが弾きたい ときには折坂悠太のように吼えたい、三上寛のように私小説でありたい ことごとく滅びたはずのぼくを呼ぶ音楽たちをいまも愛おしくおもう 堀内幹のよう懐いだされても、宮本浩次のように忘れられもかまわない ぼくがぼくの文体を得るのはいつも他者の声からだった ヘロー、ヘロー、涙が抒情であったときに帰りたい ぼくのなかでじれるジョイ・ディヴィジョンや、トム・ウェイツがいまでもなごる この海岸、そして浸透する大人たち 谷口健、そして吉村秀樹へと至る道をどう生きていいものかいぶかった 松崎ナオよ、あなたの裏声はこのバックスペースには届い…
彼女は勘のいい女だから、そういうことがわかって、ああいう素振りをしているのだろう。普通の男だったら、あんな風にいかにも高そうな高級車のボンネットに腰をかけて、艶めかしい脚をプラプラさせている女を見たら、襲いたくなるに決まっている。彼女はそれを誘惑しているのだ。どっちにするの?と。でもそれは彼女が究極的な選択を迫ることで、ジラしているというプレイの一種である。多分彼女に聞けば 「あたしはどっちでもいいけど」 などと言うであろう。もしくは 「何勘違いしてんだよ!この変態!」 などと罵られて、また鼻を殴られるかもしれない。しかし彼女の性的概念はとても抽象的なので、そういった身体的なSMプレイなどに興…
★★★☆☆ あらすじ ごみ収集車を運転するゲイの男は、仕事の途中で立ち寄ったカフェで働く女と恋に落ちる。フランス映画。 www.youtube.com 感想 主人公はごみ収集車を運転するゲイの男だ。恋人らしき助手の男を連れて仕事をしている。体力的には大変そうだが、のんびりとした仕事ぶりで気楽に働いている印象だ。それは誰かに依頼されてやっている本当の仕事なの?と思ってしまうほどで、どこか映画全体に現実離れした雰囲気が漂っている。 主人公は仕事の合間に立ち寄ったカフェでひとりの女と出会う。男と見間違えてしまったほどのボーイッシュな女で、主人公はゲイにもかかわらず彼女に興味を持つ。女の方も横暴なボス…
ジェーン・バーキンの言葉 (だいわ文庫) 作者:山口路子 大和書房 Amazon エルメスの社長に言ったの。もっと便利でシックでなんでも入るバッグが欲しい。 1946年ロンドン生まれ。2023年没*1。 1984年、ジェーンが37歳のときにエルメスのバーキン誕生。 好きなものを食べてハッピーに過ごす。ジェーンのダイエット。 ゲンスブールとは事実婚。 退廃的で反抗的でスキャンダラス。50過ぎたおっさんがねぇ。。勝新みたいな感じ? 最初の結婚は18。ジョン・バリー。ジェームス・ボンドのテーマソングとかの作曲家。目が小さいと思われたくなくて、枕の下にもアイライナー用意する新妻ジェーン。 次のパートナ…
ボンジュール!フランス語教師のかたつむりです。 今回は、ボクが個人的に気に入っている、フランスの有名シャンソンを10曲紹介したいと思います。60年代が中心ですが、70年代以降のものもでてきます。 あ、ちなみに順位をつけるのが難しかったので、順番は適当です。あしからず。 目次 1. Francoise Hardy - Tous Les garcons et Les filles (1962) 2. Sylvie Vartan - La plus belle pour aller danser (1964) 3. Daniele Vidal - Les Champs-Elysées (1969) …
ボンジュール!フランス語教師のかたつむりです。 今日は、ボクがよく聴くフランス語のシャンソン・ベスト3を紹介したいと思います。 ボクは洋楽ロック・ポップスが好きでよく聴くんですが、主軸はやはり英語のものになっています。フランス語のシャンソンって実はあまり聴かないんです。なぜかというと、フランス語のシャンソンって、「歌」というより「語り」に近い感じがするからです(「語りで何が悪い?」と言われるとそれまでですが)。 とはいえ、フランス語の曲のなかにもボクが好きなものは少なからずあって、たまに無性に聴きたくなります。今回はそんな曲の中から3曲を取り上げて、みなさんに紹介したいと思います。 1. Co…
『ジェーンとシャルロット』1991年に亡くなったセルジュ・ゲンズブール。フランスで一時代を築いた稀代の文化人(作曲家、作詞家、映画監督、歌手、俳優)の娘であるシャルロット・ゲンズブールが、初めて監督として母であるジェーン・バーキンを撮ったドキュメンタリー。ジェーンは、映画完成後の今年7月に逝去。 何を隠そうわたしは、10代から20代にかけて、この美しい母娘にかぶれていた。 娘のシャルロットとの出会いが先だったのだが、デビュー作の『なまいきシャルロット』を観たときは、あまりの可愛さにぶったまげた。 線の細い、というより線の境界が曖昧な儚い少女。 目と唇だけが潤んでいて存在をアピールする。 日本で…
ここ一年くらい、あまり『山下達郎のサンデー・ソングブック』を聴かなくなったんすが、別にジャニーズに対しての山下達郎の言動が気に食わないとかではなく、(元々、山下達郎の性格が良いとも聖人君子とも思ってないので)「棚からひとつかみ+リクエスト」「夫婦放談」ばかりで、気になる特集がなかったからなんです。んで、今日はどんな感じかちょっとだけ聴こうとラジオを点けたら「珍盤奇盤特集」だったんで、慌てて録音したっす。 私は小学校高学年の頃からラジオを聴き始めて、普段、ラジオを聴き流しているので、一般(普通)の人よりはラジオを聴いていると思う。長野と東京圏しか住んだことないので、その地域で放送されている番組し…
ギターをもって自分の物語を語れ。 (『ゲンスブールと女たち』2010年、フランス) *** 続・作業まえのFGメモ。 曲名は「レニー・コーション」。イメージはレニー・クラヴィッツ。 それにつけてもタッチがもどらない。15年以上も放置していたのだから当然である。スポーツ選手は1日休むととりもどすのに3日かかるというが、15年休むと何年かかるのか、想像したくもない。 絶望してもしかたがないので、チマチマつづけているが、技術的な基礎がないと、こういうときに困るんだよな。ひょっとすると我流のひとは、ふだん好きにしていいかわり、休んではいけないのかもわからない。 そもそも、クライミングなどという指先を酷…
ランキング参加中音楽ランキング参加中読書 ~掛け値いっさいなし!「自由で型破り」を地でいった男の人生をコミックで紹介~セルジュ・ゲンズブール バンド・デシネで読むその人生と音楽と女たち作者:フランソワ・ダンベルトンDU BOOKSAmazon 最近遅ればせながらレゲエ/タブ・ミュージックの面白さに気づいてiTunesなどで聴き、その影響力の大きさに驚かされている(遅えな)。 そんな中でセルジュ・ゲンズブールもやっていたことに気づく(というか忘れていた)。 いやーそういえば幅広い音楽をやってきたし時代的に当然だよな。Aux Armes Et Caetera [12 inch Analog]アーテ…
hikonoir.hatenadiary.com漫画教室に興味がある方は、上のバナーをクリックお願いします。 只今、10/06㈮午後11時29分。 今回は、ミシェル・コロンビエ。 [http://:title] ミシェル・コロンビエはフランス人の作曲家。主に映画音楽ですが、ジャズやクラシックと言った幅広い音楽性、特にフュージョンとの関わりが多い。 このアルバムは話題となった一枚。錚々たるメンバー。 一聴して解る通り、ジャコが参加。リー・リトナーとラリー・カールトン。スティーヴ・ガッドにハービー・ハンコックまでと、とんでもないメンバーを集めて作ったもの。 ミシェルはピアノ担当。 60年代後半から…
半年ほど前に読み終えた「メグレと若い女の死」。 映画化されて監督がパトリス・ルコントだったので、パトリス・ルコントの作品を見直してみようか、と思っていました。 で、Amazonプライムビデオに「仕立て屋の恋」が入っていたので途中まで見て、放置していたところ、プライムビデオのラインナップからなくなっていました。 仕立て屋の恋 (字幕版) ミシェル・ブラン Amazon 仕立て屋の恋 [DVD] ミシェル・ブラン Amazon あちゃ。 プライムビデオって無料だからそのうち見ようと、ウォッチリストに入れっぱなしになるし、かと言って見たい作品でも「そのうち無料で見れる時があるかも?」とお金出してまで…
映画日誌’23-37:ふたりのマエストロ introduction: オーケストラ指揮者の父子がある手違いをきっかけに、確執を乗り越えて向かい合う様を描いヒューマンドラマ。監督は俳優としても活躍するブリュノ・シッシュ。『エール!』『コーダ あいのうた』のフィリップ・ルスレらが製作に参加。『ぼくの妻はシャルロット・ゲンズブール』で実生活でも夫婦であるシャルロットと共演・監督を果たしたイヴァン・アタルが主演を務め、ピエール・アルディティやミュウ=ミュウなどフランスを代表する名優たちが脇を固める。(2022年 フランス) story: パリの華やかなクラシック界でそれぞれ指揮者として活躍する父と息子…