【(独)Gemeinschaft】 ドイツの社会学者F.テンニースが唱えた社会類型の一つ。 ゲゼルシャフトに対し、人間に本来備わる本質意志によって結合した、実在的・有機体的統一体としての社会。 日本語では「共同社会」「共同態」などと訳される。
参照:goo辞書 きょうどう-しゃかい【共同社会】 google:ゲマインシャフト
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こんにちは、暖淡堂です。 FPの勉強をしていたり、極私的京極祭開催中だったりするため、他の本があまり読めていません。これではいけない、と思い、他の本も数冊積み上げて週末にまとめて読むことにしました。 今回読んだ本の中の一冊が「国民の底意地の悪さが、日本経済低迷の元凶」です。加谷珪一さんが書かれています。 改めて勉強したのが「ゲマインシャフト」と「ゲゼルシャフト」。昔、高校生くらいの頃に勉強したような気がします。すっかり忘れていました。 タイトルから想像される内容の部分は確かにありましたが、ゲマインシャフトとゲゼルシャフトに関する記述がとてもわかりやすかったです。読みながら、それに関係して色々と…
過去から今、未来へと移る時の流れ、血縁と地縁に連なった人々の絆、仕事とくらし。原発事故は農民からそのすべてを奪った。(その二)で、そう書いた。 すべてを奪われた人々は「生業(なりわい)を返せ、地域を返せ!」と裁判に訴えた。原告4,000人の訴えは「放射性物質に汚染された地域を事故前の状態に戻せ」であり、奪われた生業を取り戻すためのあらゆる補償である。その痛苦の叫びを理解するためには、農村社会の本質を知る必要がある。 50年前、私は農学校で農の歴史とその社会のありようをこんな風に教わった。ゲマインシャフトとゲゼルシャフト、社会学で使われるドイツ語だという。 農村は「共同体社会(ゲマインシャフト)…
欧州各国では、ストライキが頻発している。原因は物価高と行政サービスの低下、賃金が(思ったほど)上がらないこと、社会福祉の切下げ、国民負担の増加などさまざまだが、一般市民の不満がかつてないほど高まっていることは間違いがない。これを受けて、富裕層や大企業の課税強化を訴える識者は多い。例えば、 ピケティも称賛する若き経済学者が提唱─従業員に権力を与える「職場の民主主義」とは | いまの企業は「慈悲のある独裁状態」だ | クーリエ・ジャポン (courrier.jp) 英国気鋭の経済学者ダニエル・チャンドラー氏は「英国企業のほとんどは、慈悲のある独裁体制」にあると経営姿勢を批判する。これを読んで、改め…
◯一般参賀1/2 皇居では新年の一般参賀が3年ぶりに行われました。 <午前10時すぎ、1回目の一般参賀では、天皇皇后両陛下や上皇ご夫妻、皇族方、合わせて15人が皇居・宮殿のベランダに立ち、参賀者に手を振られました。愛子さまは初めての出席です。「3年の月日を経て、今日、こうして皆さんと一緒に新年を祝うことをまことにうれしく思います。本年が皆さんにとって安らかで良い年となるよう願っています」 1回の参賀者は、抽選で1600人、両陛下らは午前3回、午後3回、お出ましになります。> ◯明治維新と民主主義 明治維新は、革命ではありませんでした。それは、御一新、回復復興で、王政復古でした。それを支えたのが…
最近の「アドラー心理学」部屋はすっかり毒気がぬけてファクトリーメイドのチーズナンにボンカレーがセットしてあるような、平穏な状況が続いています。フロイトだとかラカンだとかゲマインシャフトだか、それがどうてこうして、ああなって、そして不幸は去れ幸せ来たれ、あなたも幸せそれが私の幸せ、というエクソシズムが形骸化されたようなあたたかな挨拶チャットとなっています。 一方「哲学カフェ」は「猫堕落無茶斎」があいかわらず意味のよくわからない喧嘩を売っては「こちらは本のタイトルと作者名を明記してある。だから私の勝ちだ」というスタンスで周囲をドン引きさせてくださっています。加えて人格否定である「〇〇してなさそう」…
地元がなくなるというのは酷なことだと思う、実家が生まれ育った地から移ったり実家そのものがなくなったり、転勤族の子供なんかはそもそも地元という概念を持っていないのではないか、厳密には生まれ育った地としての地元はなくなりはしないが(物理的にも心情的にも)、とても不安定な心持ちになる気がする、突然大海原に放り出されるような、帰る場所がない、引き返せない、それは1人の男を強くする、大きなトリガーとなる 大学の友人のR.Nは沖縄出身だが、今年に入って実家を売り払い両親と家族は上京してきた、地元のコミュニティも薄くなり血縁関係による繋がりも希薄になりつつあると言っていた、いわゆる彼のゲマインシャフトが消滅…
*「社会学」の誕生とマックス・ウェーバー 「社会という秩序はいかにして可能になるか」を考察する「社会学」という学問は19世紀に始まりました。18世紀末に起きたフランス革命はヨーロッパの知識人に二つの革命的な考え方をもたらしました。第一に政治体制や社会秩序は変化するものであり、しかもその変化は例外的なものでも忌避すべきものでもなく、むしろ正常で望ましいものであるという考え方です。第二に政治体制や社会秩序を基礎づける「主権」とは君主でも議会もなく、究極的には人民にあるという考え方です。 そして、この二つの考え方は学問の世界に二つの問題を与えました。一つ目は政治体制や社会秩序はどのように、いつ、なぜ…
小学校3年から野球を始めたので、かれこれ50年こだわり続けている「バッティングフォームの話」だけどね。 佐々木朗希のフォークボールは チイ兄ちゃん(福山雅治) アストロ球団 ▶ このぐらいの動体視力がないと打てない。 医学的には運動神経というものは無いので、そこには不思議な力が働いているのだが、実際のボクシングより「リングにかけろ」の方が感情移入できて一般に普及して子供が真似をするように、地域密着型の文化的要素が身体機能を向上させる。 イチロー 孫悟空/鳥山明「ドラゴンボール」 ▶ 武士道の真剣勝負では、剣の切っ先が触れた瞬間が生死の分かれ目なのだが、長編娯楽でインフレーション(膨張)をかけて…
意外に暑い水戸の夏。 いかがお過ごしですか。 就職決まったようでおめでとう。 どこで? なんの? ??? 今度直接会った時にでも仕事にまつわるエトセトラ、聞かせてください。 「もうやめましたよ」ってのは勘弁…いやまあそれもありかあ。 何はともあれひとまずおめでとうございます。 NCT127のライブを最後に韓流卒業かあ…送ってくれた手紙を読み返しながらこの手紙を書いています。 先日、新聞にBTSの兵役の記事が載っていて、メンバーの写真もあったんだけど、もうすでに名前が思い出せなくなっていた… 花の色は移りにけりな…忘るるは易き。悲しいもんです。 それにしてもエンタメはもはや日本より韓国だよな。 …
パラレルとは、問題の構文の一つ。分岐とも。 「○○は××ですが、△△は何でしょう?」というような、ある項目を提示して関連した別の項目を問う形のもの。 クイズ辞典-atwiki「パラレル」 https://w.atwiki.jp/qqqnoq/
フィリップ・K・ディック「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」 シアターコクーン+大人計画「ふくすけ」 ゲマインシャフトとゲゼルシャフト ▶ シャーマン(呪術師)が罹患する「巫病」(Wikipedia参照)もパラノイア(偏執病)の類かな。超自我絡みの。 SFFB パラ。 五条悟 大治朋子「歪んだ正義」 コムスン倒産の新聞記事 なとり「Overdose」 あのちゃんの無量空処
・丸善京都本店、『人間はどこまで家畜か』刊行記念・熊代亨選書フェア ご好評いただいている『人間はどこまで家畜か』にまつわる本や問題意識が近い本を集めたフェアを、丸善京都本店さんで開催していただいています(ありがとうございます!)。そちらで紹介されている本については、京都丸善本店さんで実際に手に取ってみていただければと思います。 このブログでは、ぎりぎり選外になった本や、値段が高すぎたり難易度が高かったりして紹介をためらった本、諸事情から選外に漏れた本などをまとめて紹介したいと思います。 1.ちょっと重たいかもと思って紹介しなかった本 ヘンリック『文化がヒトを進化させた』 文化がヒトを進化させた…
【憲法も国会も軽視!内閣独裁「閣議決定」】あまりに危うい!民主主義・三権分立・法治国家を否定する閣議決定~「閣議決定」各行政機関は政府方針に拘束される~ ■【要請】健康保険証廃止法案の閣議決定に抗議し、撤回を求めます 新日本婦人の会 2023年3月7日 https://www.shinfujin.gr.jp/14983/ ~~~ 「ほぼ全国民のマイナンバーカード取得」を目標に掲げる政府は、2023度から「カード」の取得率によって地方交付税の算定に差をつけ、健康保険証の廃止を含むデジタル法案の、本日、閣議決定につよく抗議します。 昨年10月、2024年秋まで健康保険証(以下、保険証)を廃止する方…
読んだ本 平野啓一郎『三島由紀夫論』新潮社 (2023) 橋爪大三郎『小室直樹の世界』ミネルヴァ書房 (2013) 渡部昇一『正義と腐敗と文科の時代』青志社 (2023) 井筒俊彦『読むと書くーー井筒俊彦エッセイ集』慶應義塾大学出版会 (2009) その他数冊 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 ようやく平野啓一郎『三島由紀夫論』に取り組める段階に来たと思い、昨日読んだ『三島由紀夫が復活する』を思い出しながら読んだ。 nainaiteiyan.hatenablog.com 分厚く内容も幅広いので、ひとまず興味のあるトピックから読んだ。 昨日の話と…
皆様いかがお過ごしでしょうか。清楚咲夜と申します。 本ブログでもちらほらと記述しておりますが、転職し職場が変わりました。 職務遂行になれない日々が続いています。 そんな中、企業風土と言いますか。いわゆる「会社の雰囲気」に慣れるのは相当しんどいな、と思っている日々です。 (本内容は企業文化などの側面から学問的に考えたものですので、実務には向きません) 本記事を書こうと思ったきっかけ 既に私のブログをずっと(?!)閲覧されている方なら「この人の職業はなんとなく分かるな…」と思われるような書き方をしていました。 高等教育機関とりわけ大学・短大の研究者として働いていましたが、色々あって他の高等教育機関…
先週本を買った。Max Weber『支配についてI 官僚制・家産制・封建制』(野口雅弘訳)岩波文庫、2023支配について──Ⅰ 官僚制・家産制・封建制 (岩波文庫 白210-1)作者:マックス・ウェーバー岩波書店AmazonMax Weber『支配についてII カリスマ・教権制』(野口雅弘訳)岩波文庫、2024支配について Ⅱ カリスマ・教権制 (岩波文庫 白210-2)作者:マックス・ウェーバー岩波書店Amazon岡野八代『ケアの倫理――フェミニズムの政治思想』岩波新書、2024ケアの倫理──フェミニズムの政治思想 (岩波新書 新赤版 2001)作者:岡野 八代岩波書店Amazon『支配につ…
さて。 新年が明け、これまで以上に凄惨な日々が始まっておりますが、皆様、如何お過ごしでしょうか。 私は、元気、とは言い難いですが、ようやく文章を書けるくらいに動けるくらいまでには心が回復し、これは日常かな、といった感じです。 といったところで、過ぎ去った日々の振り返りなのですが… …一昨年は、比較的良い一年だったな、という気持ちがあった一方、去年は色々と上手くいかなかったな、という思いが強いです。 自分自身のおっきなやらかしが一件、人間関係にやられたのが二、三件、そして世界に押しつぶされそうになったのがちらほら。 正直、詳しくは書かないのですが、やっぱりコロナ禍が終わって、あらゆる事が、失った…
〈2023-12-03-1〉『哲学の先生と人生の話をしよう』/國分功一郎、別の著書を買った勢いで手元に置いたものの手付かずだったが良い(と感じられる)折に読了。悪い搾取はしないように心がけるし、なので、良き関係のために良い搾取をされたい。 〈2023-12-03-2〉ここ数年で”誠実さ“について沢山考えることができたけど、都度自分の正義感から生きづらさを感じてしまったのも事実である 〈2023-12-05〉曖昧さ、抽象性、無責任みたいな“ちゃんとしていない”事物に悪い印象を抱くようになったのには割とハッキリとした恋愛経験による理由があって、それを許せないままに価値観が凝り固まったので社会と自分…