グレード制は、競馬、競輪、競艇、オートレースの競争の格付けである。
グレードワン(Grade 1,G1)からグレードスリー(Grade 3,G3)までの3段階で格付けする。
アメリカや日本ではグレード制であるが、ヨーロッパではグループワン(Group 1,G1)からグループスリー(Group 3,G3)で格付けられるため、グループ制と呼ぶ。
グレード制が導入されたのは、せり名簿に掲載する際に、勝馬の競走の格付けを行うためであり、ヨーロッパではグループ制が1971年に、アメリカではグレード制が1973年に設定された。
中央競馬では、サラブレッド系種の平地競争において1984年より導入された。だが、日本のグレード制は国際的には認められておらず、国際競争のいくつかのみが部分的に認められているにすぎない。
1995年から中央競馬と地方競馬の交流が盛んとなったため、1997年4月より統一グレード制を導入。このグレードは中央競馬とのグレードとは整合性があるが、このグレードも国際的には認められていない。
1999年より、障害競走でもグレード制が導入された。
また、南関東などの地方競馬では上述の統一グレードとは、全く別の独自グレードが定められている。
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関連語: GI、GII、GIII、GI、GII、GIII