(独: Kanton Graubünden、伊: Cantone dei Grigioni、ロマンシュ語: Chantun Grischun、仏: Canton des Grisons)
スイス東部の州。北部・西部にアレマン語系および東部にバイエルン語系を言語とするドイツ語話者が多いが、南部にはロマンシュ語、ロンバルド語系イタリア語を話す人々も住んでおり、中でもロマンシュ語話者の比率はスイス国内で最も高い。日本においてはドイツ語の「グラウビュンデン州」と呼称することが一般的になっているが、かつてはフランス語読みのグリゾン州と呼称することが一般的で、現在でもそう呼称されることがある。住民構成は、北部および西部はアレマン人、東部はバイエルン人、南部はイタリア人、ロマンス人などが定住している。