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ギルガメシュ

(一般)
ぎるがめしゅ

古代メソポタミア、シュメール文明の古代都市ウルクの伝説的な王。
その活躍を描いた叙事詩はシュメール語で書かれ、アッカド語、フリ語、ヒッタイト語など各言語に翻訳された。
その叙事詩の内容はまさに神話と呼ぶに相応しく、史実とは認め得ないが、物語としては非常に上質。
女神イシターイシュタル)の求婚を蹴ってしまい、それが苦難の道程のきっかけになった。
半人半獣のエンキドゥを友とし、ウルクを繁栄に導いたが、袖にされたイシターによりエンキドゥが殺され、それをきっかけに不老不死を追い求めるようになる。
苦難の旅の末、人類で唯一人不老不死となったウトナピシュテナムを訪ね、不老不死になった方法を聞き出そうとする。
ウトナピシュテナムは自分が不老不死になった手順を七日七晩話すので、それを眠らずに聞けばその方法を得られると告げた。ギルガメシュはそれを容れ、彼の前に座り話を聞き始めたが、苦難の旅の疲れから途中で寝入ってしまい、不老不死になれなくなってしまう。
哀れに思ったウトナピシュテナムは、若返りの薬草のことを教えてギルガメシュを帰した。
薬草を手に入れたギルガメシュは、途中で薬草を草の葉の上において水浴びをした。その時、女神イシターの遣わした蛇がその薬草を食べてしまった。ギルガメシュは若返りの薬草すらも失ってしまった。(余談だが、この時蛇がとがった草で舌を切ってしまった。以後、蛇の舌は二股になる。また、若返りの薬草を食べたため、蛇は脱皮して若返る能力を得ることになる)
疲れきり、失意の内にウルクに戻ったギルガメシュを、幻のエンキドゥが迎えて彼を慰めた。
「お前の作った都市はこのように繁栄し、民はお前のことを覚えて手本として生きるだろう。お前は人々の心に永遠に生きるんだ」
そう言われてギルガメシュは心から安堵し、昇天した。

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