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ギデオン

(読書)
ぎでおん

旧約聖書の登場人物の一人。ヨアシュの子。士師記の第六章から第八章にかけて活躍。
聖書の配布を行う国際ギデオン協会の名前の由来となった。

概略

例によってイスラエルの民が堕落して、今度はバアルを崇めていた。そこで主は今度はミディアン人を派遣して苛めてみることにした。現金なイスラエルの民は例によって主に助けを求めたので、今度は御使いが派遣された。
御使いはギデオンを見出す。が、ギデオンは自分がミディアン人を駆逐するような大事業をできると思わなかったので神の力の証を求める。奇跡を見せられたギデオンは言われるままに*1バアルの祭壇を破壊し、エルバアルと呼ばれるようになった。

ミディアン人を初めとする東方の諸民族が来て軍陣を敷いたが、主の加護を得ている以上どうということはない。ギデオンは主の命により、わずか300人を率いて彼らの陣を包囲攻撃して壊滅的な打撃を加え*2、さらにヨルダン川を越えて追撃して主だった者を討ち取り、ついでに追撃戦の時に協力しなかった連中をひどい目に遭わせた。

ギデオンは帰還したが、王になってくれとの要請は拒み、戦利品を獲ただけで満足した。多数の妻がいたので、70人ほど子供を設け、40年ほどの平和を甘受した後に亡くなった。
(つづく)

*1:でも怖いので夜陰に乗じて

*2:あとで出てくる票読みでは12万が戦死、敗残の1万5千が残されていた

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