キルケとも。ギリシャ神話の女神。ヘリオスの娘。
アイアイエ島(所在不詳)に住んでいて、各種の魔法に長じていた。
オデュッセイアに登場した際にはオデュッセウスの一行に魔法の酒を振る舞い、彼らを豚の姿に変えてしまう。が、オデュッセウスは(こんなこともあろうかと)あらかじめヘルメス神から霊薬を授かっていたので魔法が効かなかった。そういうわけでオデュッセウスに脅されたので、一行を元の姿に戻した。
一行はここで1年ほど過ごしたが、やっぱり帰国したかったので出発する。キルケーは彼らに航海上の難所となるセイレーン(サイレン)の海域の抜け方を教えている。割といい人。