アメリカのSF作家、ファンタジー作家。1921年生まれ。
少女期をミシガンのアン・アバーとフランスで交互に過ごす。1949にはミシガン大学の美術専攻で知り合ったエド・エムシュウィラー(高名なSFイラストレーター、後に抽象画や実験映画の世界に進出。キャロルとのコラボレーションも多い)と結婚し、卒業後はフルブライト奨学金を取得してエドと共にフランスへ遊学しBeaux Artsを学んだ。少
ミルフォードのSFワークショップでは最初期からの参加者。1955年のFuture誌に"This Thing Called Love"にてデビュー。多数の作品をF&SF誌やオービット等のSFアンソロジーに発表しているが、その作風はジャンルSFに止まらない。フェミニズムの領域での著作も多い。
2005年度の世界幻想文学大賞の生涯功労賞を受賞。
"The Mount"は2003年度のネビュラ賞にノミネートされ、P・K・ディック賞を受賞。短編"Creature"("ロージー"として邦訳あり)は2002年度のネビュラ賞受賞。短編集 "Report to the Men's Club"はP.K.ディック賞ノミネート。短編"I Live with You"では再び2005年度のネビュラ賞を受賞した。
日本での翻訳は恵まれなかったが、2007年、短編集『すべての終わりの始まり』が国書刊行会から刊行。