kitsch〔独〕
"kitsch"はドイツ語で、まがいもの、まやかし、俗悪などを意味し、低俗でごてごてした悪趣味なものを指す。
フランス語では「デテステ」が類似語。
上品、シックに対して悪趣味なものを指す。服飾では、けばけばしい色彩、装飾過剰、安物っぼい素材などから連想されるイメージを指す。
1970年代頃から上品でシックな感覚と相対して現れた。ロンドンなどでもストリートファッションとして登場。
1980年代に、パリのお嬢様ルックB.C.B.G(ボンシック・ボンジャンル)など高級ブランドにジーンズを合せたリッチ&カジュアルなスタイルが流行した。上品なファッションに飽き足らない若者たちが、遊び半分でキッチュ感覚を取り入れる。
「現代的で可愛い」や「現実離れしている」という意味でほめ言葉で使われる。
松尾貴史の昔の芸名、現在も愛称化している。