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キケロ

(一般)
きけろ

マルクス・トゥッリウス・キケロ [Marcus Tullius Cicero] (前106-前43)
キケローとも。英語読みではシセロとなる。

古代ローマの政治家・雄弁家・哲学者。博学・多才と雄弁で名声を得、三頭政治の開始以来共和政擁護を主張。アントニウスと対立し暗殺された。その文体はラテン語散文の模範とされる。また、ギリシャ哲学をラテン語に翻案してローマ世界に導入し、のちの西欧世界に大きな影響をおよぼす。著作に『国家について』『法律について』『トゥスクルム荘対談集』『弁論家について』『善と悪の究極について』『義務について』『友情について』などがある。

参考文献

キケロの著作

  • 『キケロー選集』、全16巻、1999-2002年。内容については岩波書店のキケロー選集のコーナーを参照。
  • 『キケロ ; エピクテトス ; マルクス・アウレリウス』(「世界の名著 14」、『スキピオの夢』、『ストア派のパラドックス』、『宿命について』(水野有庸〔訳〕)、『法律について』、(中村善也〔訳〕)) 、鹿野治助〔責任編集〕、中央公論社、1980年。isbn:4124006241
  • 『老年について』中務哲郎訳、岩波文庫、2004年。isbn:4003361121
  • 『友情について』中務哲郎訳、岩波文庫、2004年。isbn:400336113X
  • 『弁論家について〈上〉』 大西英文訳、岩波文庫、2005年。isbn:4003361148
  • 『弁論家について〈下〉』 大西英文訳、岩波文庫、2005年。isbn:4003361156
  • 『キケロー弁論集』小川正広・谷栄一郎・山沢孝至訳、岩波文庫、2005年。isbn:4003361164
  • 『キケロー書簡集』高橋宏幸編、岩波文庫、2006年。isbn:4003361172

二次文献

  • P・グリマル『キケロ』高田康成訳、白水社、1994年。isbn:4560057583
  • C・ハビヒト『政治家キケロ』長谷川博隆訳、岩波書店、1997年。isbn:4000029991
  • 高田康成『キケロ』、岩波新書、1999年。isbn:4004306272
  • A・エヴァリット『キケロ―もうひとつのローマ史』高田康成訳、白水社、2006年。isbn:4560026211
  • 角田幸彦『キケロー伝の試み―キケローとその時代』、北樹出版、2006年。isbn:4779300231
  • 角田幸彦『キケローにおける哲学と政治―ローマ精神史の中点』、北樹出版、2006年。isbn:4779300193
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