トヨタ自動車の小型セダン。誰もが知る日本の国民的大衆車。写真は10代目。
昭和41年(1966年)に「プラス100ccの余裕」というキャッチコピーで知られる初代モデルのKE10型が登場して以来、日本の自動車で販売台数トップを誇ってきた。
平成14年(2002年)にホンダフィットに年間販売台数のトップを奪われたが、最近は持ち直している。しかし発売以来多くの派生車種をもってトップを維持してきたカローラが、一時的とはいえ単一車種の、しかもグレードも3つしかない(初期モデル)フィットが奪取したという点では、トヨタの受けた衝撃は想像に難くない。
平成18年(2006年)デビューの10代目からメインのボディタイプであるセダンに「アクシオ」というサブネームが付いた。
次の11代目も「カローラアクシオ」の名が続いたが、自動車メーカーの通例として、サブネームが付いた車種は次期モデルで名称が変更されることが多く、大衆車として長い間親しまれてきたカローラというビッグネームも存続の危機に瀕しているとも言える。
以前は「カローラII」という車種もあったが、これはコルサ、ターセル、スターレット、サイノスに代表される、トヨタ1300ccクラスのコンパクトモデルと共通のプラットフォームなため、ここで言う「カローラ」との直接的な関わり・繋がりはない。