Carlito's Way
堅気になって足を洗おうとした元大物ギャングのカリート・ブリガンテ(アル・パチーノ)だったが、親友の弁護士(ショーン・ペン)ら昔の仲間のせいで、結局はヤクザな落とし前を付ける方法を選ぶ。
全体に落ち着いてじっくりと話を進める映画なので、『スカーフェイス』並の凶暴さを期待すると肩透かしを食う。落ち着いた大人の味わいを堪能するのがこの映画である。だがラスト30分は、デ・パルマお得意の長回し撮影を駆使したスリリングな展開となっており、これが引っ張る引っ張る。そして『アンタッチャブル』が階段落ちならば、こっちはエスカレーターだ、とばかりに張り切ったアクションが短いながらも緊張を高めて中々の出来。
パチーノはいつもより抑え目の演技。ペンはあっと驚くメイクとラリパッパ演技。新進ギャング役ジョン・レグイザモは、この頃から上手さが際立っていた。
Carlito's Way: Original Motion Picture Score
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*1:Rated R for strong violence, drug content, sexuality and language