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オペラント

(一般)
おぺらんと

オペラント条件付け (道具的条件付け) - 心理学用語 ⇔ 古典的条件付け
ソーンダイクのネコの思考錯誤学習から着想を得て、スキナーが定式化した学習の一つ。
ある行動がその前後の環境の変化によって、生起頻度が変化する過程として定義される。
おおまかに強化と弱化の2種類があり、

  • 強化とは、行動の生起頻度の高まることをいう。
  • 弱化とは、行動の生起頻度が低下することをいう。

また、ある刺激が行動の直後に出現すると、その行動の生起頻度があがった場合、その刺激を強化子としいい、
逆に、ある刺激が行動の直後に出現すると、その行動の生起頻度を低める場合、その刺激を弱化子という。
たとえば、強化は、
行動前(暗い状態)ー行動<明かりをつける>ー行動後(明るくなる)⇒明かりつける行動が増える 
であり、この場合、(明るくなる)刺激が強化子である。
弱化の例は、
行動前(電気ショックがない)ー行動<キーをつつく>ー行動後(電気ショック)⇒キーをつつく行動が減る
となり、この場合、(電気ショック)刺激が弱化子である。
 また、強化子、弱化子は、よくあめとムチにたとえられるが、定義上、本人や社会が良いと思っているかではなく、行動が増加するかどうかによってきまる。
たとえば、よく問題行動の後に「怒る」ことが、逆に問題行動を増やすことがあるが、これは問題行動の後の「怒る」ことが、「注目」という強化子なってしまっているためだと考えられる。
 

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