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オドアケル

(読書)
おどあける

Odoacer
西ローマ帝国傭兵隊長。西ローマ帝国を滅ぼした人間として教科書などには登場している。

ゲルマンの部族の一つ、スキリア族の名門の出。
西暦476年、ゲルマン人部隊は最後の西ローマ皇帝ロムルス・アウグストゥルスを廃し、自分たちの隊長であるオドアケルを指導者に選んだ。今までのパターンではここでオドアケルが帝位に即くところだが、「西ローマ帝国」などという名前にはすでに何の意味も残されてはいなかった。
よってオドアケルは帝位を返上し、東ローマ皇帝の名代としてイタリアを統治、イタリア王位に即くことを選んだ。別に革命がやりたかったわけでもないので、オドアケルはローマ時代の行政システムをそのまま踏襲し、イタリア半島を20年近く統治した。
後、東ローマにけしかけられた東ゴート人のテオドリック大王に敗れて殺されている。

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