PLOとイスラエル間における暫定自治に関する合意。
1993年9月にワシントンで調印。ノルウェーのオスロにて秘密協議が行われたことから、「オスロ合意」と呼ぶ。
ガザ地区及びヨルダン川西岸のエリコ地区暫定自治を先行させ、イスラエル軍の再配備によってパレスチナの自治地域を拡大する方向で、その後、独立に至るというものだった。
オスロ合意の後、和平プロセスが停滞したため、1995年にエジプト・アメリカの仲介で再び調印したものを、「オスロ合意II」と呼ぶ。
ヨルダン川西岸をA、B、C地区に分け、A地区はイスラエルの支配下、B地区はパレスチナ自治政府の完全自治、C地区はイスラエルのコントロール下に置くというもので、パレスチナ国家樹立に向けた和平プロセスである。