ペンギンは南半球のみに生息する、という話はご存知でしょうか。ペンギンは南極大陸にいるイメージですが、北極には存在しないのです。 しかし、北極にはペンギンによく似た鳥がいました。それがオオウミガラスです。北極に住む唯一のペンギンとも言えるオオウミガラスですが、既に絶滅しています。いったい、オオウミガラスに何が起こったのでしょうか。 オオウミガラスはチドリ目ウミスズメ科に分類される海鳥です。カナダの東海岸に位置するニューファンドランド島や、グリーンランド、アイルランドなどに生息していました。全長は約80cmで、腹が白く、頭部から背は暗褐色と、姿もペンギンによく似ています。集団で生活し、食べ物は魚類…