ゴルバチョフ元大統領が、91歳で亡くなったニュースが入った。 平成を生きた若い方はピンとこないかもしれないが、昭和の頃は、ソビエト連邦が日本を含む西側諸国の「敵役」として存在し、その存在は大げさではなく、日常において圧迫感を感じていた。当時は老人が党の「書記長」という役職に就いて、こんな老人が書記なんかできるのかと、子供心に不思議に思ったもの。 *在りし日のゴルバチョフ書記長(ウィキペディアより) そんな中1985年に、まだ50代の若きゴルバチョフ氏が書記長に就任した時は、頭上を覆う厚い空気が薄れた印象があった。同年に当時のアメリカ大統領、ロナルド・レーガンと米ソ首脳会談を行って、友好を築くと…