地球空洞説とは、地球の内部に地上世界とは別の理想世界が存在し、聖人や天人や仙人のような気高い人々が暮らしているという発想は、世界中の神話や民話、伝説に存在しています。 1692年英天文学者エドモンド・ハレー(1656~1742)は、地球は厚さ800キロメートルの最外球、中間球、最内球、中心核から構成され、どの球体もそれぞれ異なる速度で回転していると想像した。 18世紀スイスの天才数学者レオンハルト・オイラー(1707~1783)も地球空洞説を思考実験の対象として取り上げたが、ハレーの多重回転球は省略し、内部世界にもしも高度文明が存在するなら、直径1000キロの中心太陽に照らされているだろうと想…