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エウロパ

(一般)
えうろぱ

ギリシア神話、ローマ神話に登場する姫の名。エウロペとも。
テュロスのフェニキア王アゲーノールとテーレパッサの娘で、美しい姫であった。姫に一目ぼれしたゼウスは誘惑するために、自身を白い牡牛に変える。侍女と花を摘んでいる時に、白い牡牛を見つけその背にまたがると、その途端白い牡牛は姫をクレーテー島へと連れ去った。そこでゼウスは本来の姿をあらわし、姫はクレータで最初の妃となった。連れ去る際にヨーロッパ中を駆け回ったため、その地域はエウロパの名前から「ヨーロッパ」 (Europa) と呼ばれるようになった。
2013年に用いられる新5ユーロ紙幣にエウロパの肖像が用いられる。

エウロパ

(サイエンス)
えうろぱ

[英] Europa
エウロパは木星の第2衛星。木星の衛星の中では、内側から6番目の軌道を回っている。
木星からの平均距離は67万2025km。
1610年1月7日に、ガリレオ・ガリレイが発見したイオガニメデカリストとならぶガリレオ衛星のひとつ。
直径は3,130kmとガリレオ衛星の中では最も小さく、地球の月とほぼ同じである。
表面は滑らかでクレーターはほとんど見られない。このことから、形成以来地殻が大きく変動する過程を経てきたことを示している。
エウロパの明るく反射している表面には、幅数10km、長さ数1,000kmの暗い線が複雑な網目のように広がっている。この大規模な網目の原因は、エウロパが現在も活動していて、その中心核が熱いため、内部の力により表面の氷のプレートが常に動いているため、木星の強力な潮汐力や他の衛星の引力がエウロパの氷のプレートを割り続けて氷殻下の物質がかき混ぜられた結果、表面に浮かび上がったガスや塵が凍りついて、暗い色をした縞状の線になったためと考えられている。
また、表面の長いしみのようなものは、断層から水がにじみ出て表層の氷を滑らかにした跡であろうと考えられ、エウロパの表面の約100km下には、岩石と金属が混じった中心核を包む液体の水の海洋が存在すると考えられている。液体の水があれば、エウロパに生命が存在する可能性もあると考えられている。

基礎データ

赤道面での直径 3,138km
表面積 3.090×10⁷km²
質量 4.800×10²²kg
平均密度 3.01g/cm³
表面重力 1.314m/s²(0.135G)
自転周期 3日13時間13.7分
公転周期 3日13時間13.7分

リスト::天文学

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