TOTO(東陶機器株式会社)が発売している、温水洗浄便座の事。
便器から温水シャワーが噴出し、局部(肛門、陰部)を洗浄できる。
初代のウォシュレットは昭和55年発売。プロジェクトX「革命トイレ 市場を制す」でも取り上げられた。戸川純の「おしりだって洗ってほしい」のCMで一世を風靡。これによって知名度を一気に向上させたため、他社製品でもTOTOの商標である「ウォシュレット」で呼ばれることがある。また、「シャワートイレ」と呼ばれることもあるが、これはINAXの商標である。
ちなみに、日本最初の温水洗浄トイレを発売したのは伊奈製陶*1で、製品名は「サニタリーナ」。プロジェクトXの内容では、TOTOウォシュレットが日本最初の温水洗浄便器だと思ってしまうが、サニタリーナはウォシュレットより13年早く発売されている。
既設の便器に便座として設置できる「シートタイプ」と、便器と一体になった「一体型」が存在。
給水方式の違いで水道直結式*2とポンプ給水式*3があるが、ポンプ給水式は欠点が多い*4ため、近年は水道直結式が主流である。
近年、タンクレスのローシルエット便器*5が人気。オフィスや商業施設での普及も盛んで、「ウォシュレットP」という、パブリックトイレ向けのモデルもある。
そのほかに、ホテルのユニットバス向けに給湯機能を廃したものや、トリビアの泉で紹介された和式トイレ用の「ウォシュレットW*6」も存在する。