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イヴ・クライン

(アート)
いう゛くらいん

イヴ・クライン(1928−62) フランスの画家。ニースでの少年時代に、友人で後にこれも画家になるアルマン、クロード・パスカルとともに、薔薇十字団の教義に心酔し、その哲学コースを受講する。同時に始めた柔道の勉強のために、1952年から54年まで東京の講道館に留学。フランスに帰国後、柔道を教えながら、画家の両院の影響もあって絵画を描き始める。1955年、「サロン・デ・レアリテ・ヌーヴェル」にオレンジ色のモノクローム絵画を出展し落選。57年、モンパルナスの絵の具商で手に入れたウルトラマリン・ブルーを『インターナショナル・クライン・ブルー(IKB)」と名付け、以後、壁から床に垂らしたロール状の布にその絵の具をたたきつけたモノクローム絵画を製作。同年、ミラノのアポリネール画廊で「青の時代」展を開催し大反響を得る。その後、ヨーロッパ各国で次々と個展、集団展を開催しモノクローム絵画を発表する。1958年以降は、ゲルゼンキルヒェン市のオペラ・ハウスの装飾や、「空虚」展と称した何もない空虚の展示、裸の人間の身体に塗った青を布に写し取る「人体測定プリント」や巨大なガス・バーナーで描かれる「火の絵画」、「非物質的絵画的感性領域の譲渡」と呼ばれる金箔をセーヌ川に投げ込む儀式的パフォーマンス、アパルトマンの二階からの空中へのジャンプ「空中浮遊」などへと、活動の幅を広げる。この間、60年には、アルマン、フランソワ・デュフレーヌ、ジャン・ティンゲリーらろともに「ヌーヴォー・レアリスト」を結成、クラインのパリの自宅で結成式を行い、その宣言文を製作する。

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