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イントレランス

(映画)
いんとれらんす

Intolerance

1916年のアメリカ映画。「イントレランス」は「不寛容」の意味。
 監督はD・W・グリフィス

 2500年にわたる人類史における不寛容を描く。 
 現代編は当初「母と法」The Mother and the Lawの題名の独立した作品として構想された。
 社会の不寛容のため青年が無実の罪で死刑宣告を受ける1914年のアメリカ、紀元前27年頃、ファリサイ派の迫害によるキリストの処刑、紀元前539年、異なる神の信仰を嫌う神官の裏切りでペルシャに滅ぼされるバビロン、1572年、フランスのユグノー迫害政策によるサン・バルテルミーの虐殺の四時代を並行して描く。

 現在、パブリック・ドメインのため、主に4種類の版が流布している。
 キリアム版は第3世代の16ミリ・プリントを原版とする176分の版。
 キノ版はより状態のよい35ミリ素材を原版とし、回転数を遅く再生しているため、キリアム版より長い197分となっているが、キリアム版と比べると不完全である。また他の版に含まれないフッテージを含んでいる。
 英国のテームズTV復元版はケヴィン・ブラウンロウとデイヴィッド・ギルによる1989年の復元版。197分。ロウハウアー・コレクションの版権に基づく。
 フランスのZZ版はZZプロダクション、オランダ映画協会、アルテ・フランスの協同による177分のデジタル復元版。1917年4月7日にロンドンで初上映されたグリフィスによる再編集版の復元とされる。2007年8月29日にヴェネツィア映画祭でプレミア上映された。

 紀伊國屋書店から2009年に発売されたDVDは2006年のロブスター・フィルム版で177分。
 アイ・ヴィー・シーから発売されているDVDは162分。原版は不詳。

イントレランス クリティカル・エディション [DVD]

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イントレランス【淀川長治解説映像付き】 [DVD]

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