Anna Karina
1940年9月22日生まれ。 デンマーク・コペンハーゲン出身。 10代でモデルとして活躍。 18歳でパリへ。 ゴダール監督の「小さな兵隊」(60)で映画デビューするも、公開が禁止され、その後に主演したミシェル・ドヴィル監督作「今夜でなければだめ」が先に公開され一躍注目を集める。 61年ゴダールと結婚、64年離婚。 離婚後もゴダール作品に数々出演。 アンナ・カリーナという芸名はココ・シャネルが付けたもの。
Chansons De Films
女と男のいる舗道 [DVD]
はなればなれに [DVD]
恋物語
アルファヴィル [DVD]
小さな兵隊 デジタル・リマスター版 [DVD]
メイド・イン・USA [DVD]
気狂いピエロ [DVD]
「私には全てが中国」 原題は「Made in U.S.A.」 原作は実際に起こったモロッコの左翼政治家失踪事件 「ベン・バルカ事件」をヒントに書かれた リチャード・スタークの「悪党パーカー/死者の遺産」(The Jugger) 相変わらず意味不明で、噛み合わない会話(笑) 舞台のように場面と人が入れ替わり、スカした哲学的なセリフ (一片のピザを誰と食べるについてひたすら言及している) 誰が警察で、ギャングで、敵か味方なのか 理解しようとするだけでもテンテコ舞い わかったのは、アンナ・カリーナが、寄りも引きのカメラも可愛いということ 真っ青のアイシャドウと囲みメイク バーで歌うマリアンヌ・フェイ…
Vivre sa vie : film en douze tableaux 原題の『好きなように生きる:12の描写によるフィルム』が邦題では『女と男のいる舗道』になっている本作。正直邦題の意味はよく分からない。 レコード店で働きながら舞台俳優を目指すアンナ・カリーナ演じるナナについて12編で描かれ、1編が約10分で1時間20分ほどの上映時間です。 ちなみにフランス語でナナ(nana)は若い女や娼婦などの意味がある口語のようで、こちらの作品のナナはエミール・ゾラの『ナナ』から採られたようです。 印象に残っているのは3編にてナナが映画館でサイレント映画『裁かるるジャンヌ』を鑑賞しこの作品の一連のシ…
女と男のいる舗道(字幕版) アンナ・カリーナ Amazon ★★★ パリ。女優志望のナナ(アンナ・カリーナ)が別れた夫ポール(アンドレ・S・ラバルト)とカフェで話し合う。色々あって娼婦となったナナはラウール(サディ・ルボット)をヒモにする。 カメラワークと編集と音の使い方が面白い。でも、監督自身が後で振り返ったら恥ずかしくて顔が真っ赤になりそうではある。若気の至りというか。見ている方はちょっと素人っぽくてちょっと気取っているところが可愛いのだが、それは時と共に風化したからそう言えるわけで、本人としては未熟な習作という意識が強そう。当時は斬新だった表現が客観的にも主観的にも古くなる。それも急速に…
女は女である アンナ・カリーナ Amazon ★★★ パリ。書店員のエミール(ジャン=クロード・ブリアリ)はストリッパーのアンジェラ(アンナ・カリーナ)と同棲していた。そのアンジェラが唐突に赤ちゃんが欲しいと言い出す。エミールはその申し出を拒否する。アンジェラは他の男に頼むことに。その相手はエミールの友人アルフレード(ジャン=ポール・ベルモンド)だった。 映像や音楽で小技を効かせていて面白かった。今見ると洒落臭いが、その洒落臭いところがゴダールの美点である。 映像で面白かったところ。セリフごとにカットを割る際、カットごとに人物の位置関係を大胆に変えている。屋内で男女2人が話すシーンだ。このカッ…
Cut Vol.30 フレンチ・ロリータ幻想 / ロッキング・オン / 1994 / 330x240mm / 132p / ソフトカバー / は「本まるさんかくしかく」 で販売中です。 hon034.stores.jp ヴァネッサ・パラディ、 シャルロット・ゲンズブール、 アンナ・カリーナ、 ジェーン・バーキン、 ブリジット・バルドー といった往年のトップモデル・女優たちの ビジュアルとインタビュー。 & まだ無名に近かったケイト・モスの 「フォトギャラリー」。 デッカイ雑誌で 見応えあり。
「昨日ママンが死んだ」 原題は「Lo Straniero」仏題は「L'Étranger」英題は「The Stranger 」 原作はアルベール・カミュの同名小説「異邦人」 私も10代の頃読んだことがあります 有名すぎる文学のわりに本が薄かったから(笑) ヴィスコンティの幻の作品と言われていた所以は 日本では1968年に英語吹替版が上映 日本語吹替の短縮版がTV放映されたものの ソフト化も、リバイバル上映もされなかったため デジタル復元が叶った2021年にやっと上映 ファン待望のDVD化も叶い オリジナル(イタリア語版)が見れるようになったそうです (それが今じゃu-nextで配信 笑) 小説の…
一条真也です。東京に来ています。朝から水天宮のホテルと銀座のカフェで打ち合わせ。昼からはシネスイッチ銀座でフランスのドキュメンタリー映画「ジャン=リュック・ゴダール 反逆の映画作家(シネアスト)」を観ました。「昨日はヒッチコック、今日はゴダール」というわけですが、安楽死によって91年の人生を閉じたゴダールの生涯には強い関心がありました。 ヤフーの「解説」には、こう書かれています。「1950年代から1960年代にかけて起こったフランスの映画運動『ヌーヴェルヴァーグ』の代表的映画監督、ジャン=リュック・ゴダールに迫るドキュメンタリー。『勝手にしやがれ』『気狂いピエロ』などの作品の映像や過去のインタ…
映画好きのゴダールはミュージカルも好きだった。 女は女である アンナ・カリーナ Amazon でもアンナ・カリーナの歌といえば... 私の運命線 アンナ・カリーナ クラシック ¥255 provided courtesy of iTunes
「メイド・イン・USA」(原題:Made in USA、1966)を見る。ジャン=リュック・ゴダール監督によるフランスの映画。ストーリーは忘れていたが名画座でかつて見ており再見。 元恋人の謎の死を追う女性が、秘密警察とギャングの抗争に巻き込まれていく。公開当時の時代背景や政治状況などを盛り込んでいて、状況を理解しないとわかりにくい。 本作は、実際のモロッコの左翼政治家失踪事件「ベン・バルカ事件」をヒントに、リチャード・スターク(ドナルド・E・ウェストレイクの別名)が書いた小説「悪党パーカー/死者の遺産」(原題 The Jugger)を原作として、ゴダールが脚本を書いた。 出演は、アンナ・カリー…
映画「女と男のいる舗道」(1962)を見る(なぜか見逃していた作品)。 女優を夢見ながらパリのレコード店で働いているナナ(アンナ・カリーナ)。ある日、舗道で出会った男に体を売ってしまう。そこから先はあっという間の転落人生。そんな様子が淡々と、まるでドキュメンタリーのように描かれる。「全体が12景(章でなく)からなる」という言葉がある。ジャン=リュック・ゴダール監督。84分、モノクロ。 女優アンナ・カリーナは、1960年、ジャン=リュック・ゴダール監督の作品「小さな兵隊」の主演に抜擢され、翌年ゴダールと結婚。同年「女は女である」で、ベルリン国際映画祭女優賞を受賞。「女と男のいる舗道」はゴダール作…
ヒューマントラストシネマ渋谷のジャック・リヴェット傑作選2024で、『パリでかくれんぼ』を完全版で再見。28年ぶり二度め。歌って踊って長いフランス映画。歌がとてもよい。女の子たちもいいし、アンナ・カリーナも堪能。 pic.twitter.com/mGRWbqL1cM — OKA Mamiko_ಓಕಾಮಾಮಿಕೋ (@gang_m) 2024年4月21日
ゴダール/映画誌 山田宏一 著 本書は2022年9月に91歳で自死したジャン=リュック・ゴダール監督について書かれた山田宏一氏の映画評論集であり、氏のゴダール論の集大成である。と言っても書かれているのは1960年代のゴダールのみ。『勝手にしやがれ』(1959年)から『ウイークエンド』(1967年)までの15本の長編と9本の短編、いわゆるポーリン・ケイル女史の言う「豊穣の60年代ゴダール」についてだけである。さらに若干の追悼文が収められている(「キネマ旬報」と「ユリイカ」への寄稿文)のみ。なぜそうなっているのだろうか。 山田宏一氏は処女評論集『映画について私が知っている二、三の事柄』(1971年…
気狂いピエロ タイトルにがっつり差別用語が入っているゴダール監督の『気狂いピエロ』を観ました。 タイトルは『ピエロ・ル・フ』などに今後改題されるのかどうかは分からないけれど、人前で言うには勇気がいるタイトルです。 原作はアメリカの作家・ライオネル・ホワイトの『オブセッション』で2022年にこちらの原作が邦訳されたそうです。 本作の主役・フェルディナンは妻と共に行ったパーティーから自宅に帰るとかつての恋人・マリアンヌがベビーシッターとして目の前に現れます。 その後フェルディナンはマリアンヌのアパルトマンにて共に過ごすも殺人事件に巻き込まれてしまい、盗んだ車で2人は南仏を目指す逃避行がテーマのロー…
糞アマゾンにぶちぎれた! いやむしろ糞=アマゾンだ! いや糞>森=二階>アマゾンだ! 糞中の糞であるアマゾンには今まで何度もきれてはきたが、今回は血液が沸騰するくらいぶちきれた! 糞アマ糞ゾンを使うことは金輪際ない! デジタル課税で世界中からむしりとられろ! ↑地獄 ---- ↓日常 あやうく見逃すところだった中平卓馬展に行ってきた。カタログも売ってたわ。雑誌掲載の写真がちいさく複写されて展示されてて、老眼につらい。ブレボケアレのころの展示を見ていた老夫婦の爺さんの方が森山大道と違いがわからんみたいな事を婆さんにつぶやいていた。中平と森山の最大の違いは撮ったあとのこだわりの有無じゃないだろうか…
今回は雑談ですが……時事ネタで『ユーロスペースの映画上映中止問題』を扱います こういうことを気軽に話せる場としての雑談ブログはいいもんだなぁ カエルくん(以下カエル) 今の所、うちで確認できるレベルでは称賛も反対も半々ってとことかな? 主 色々な意見が出てくるのは当然ではあるのかな カエル「うちも全てを把握しているわけではないので、異論もあるでしょうがちょっと思うところを書いていってみましょう。 それでは、記事のスタートです」 簡単なことの経緯(自分の認識) ユーロスペースが上映予定をキャンセル 懸念点① 疑惑の段階での決定 懸念点② 線引きの曖昧さ 懸念点③ 異質な価値観の提示ができるのか
5時から7時までのクレオ アニエス・ヴァルダ HDマスター [DVD]コリンヌ・マルシャンAmazon アニエス・ヴァルダの作品を観るのは、これが初めてか。「ヌーヴェル・ヴァーグ」の作家を、セーヌ川をはさんで「右岸派」と「左岸派」とに分ける見方もあるのだけれども、その見方で分けると、このアニエス・ヴァルダはアラン・レネやクリス・マルケルらと共に「左岸派」ということになる。 「ヌーヴェル・ヴァーグ」というムーヴメントのことを考えると、スタートは「左岸派」の方が早かったとはいえ、この『5時から7時までのクレオ』が撮られた1962年には、「右岸派」もクロード・シャブロルやジャン=リュック・ゴダールも…
〈2022年9月14日の記事〉 仏ヌーベルバーグを代表する監督 フランス・ヌーベルバーグを代表する監督で、『勝手にしやがれ』『気狂いピエロ』などの作品で世界の映画人に大きな影響を与えたジャン=リュック・ゴダールさんが13日、スイス西部の自宅で死去したことが遺族から発表された。 フランス新聞紙の報道では、死因は病気などではなくスイスで認められている尊厳死。関係者によるとゴダールさんは「疲れ切っていた」そうで、“死を選んだ人” が医師処方の薬物を自ら使用する「自殺幇助ほうじょ」によって命を絶ったという。 同志であるフランソワーズ・トリュフォーやクロード・シャブロルといった、ヌーベルバーグ主要監督の…
録画したままだった『小さな兵隊』(1960年/監督:ジャン・リュック・ゴダール)を観る。当時のフランスの政治情勢(アルジェリアの独立)から倫理的に問題があるとされ、大幅にカットされたうえ63年になって公開された作品。 報道カメラマンのブリュノ(ミシェル・シュボール)はフランスの極右組織のOAS(秘密軍事組織)エージェント。友人の紹介でヴェロニカ(アンナ・カリーナ)と出会い、彼女に惹かれます。ブリュノは組織から反OAS的ジャーナリストの暗殺を命じられますが拒否。二重スパイを疑われ、ブリュノはヴェロニカと逃げますが、FLN(アルジェリア民族解放戦線)に危険人物として捕まります。ヴェロニカの手によっ…
A : 読む 『気狂いピエロ / ライオネル・ホワイト著』 気狂いピエロ (新潮文庫) 作者:ライオネル・ホワイト 新潮社 Amazon アメリカのミステリー作家ライオネル・オワイト(1905-1985)が、1962年に発表した犯罪小説。 ライオネル・ホワイトは、日本ではほぼ無名にちかいが、海外では有名作家のひとりで、いくつかの作品が映画化されている(有名なところではキューブリックの「現金に 体を張れ」)。 タランティーノも、「レザボア・ドッグス」の元ネタ作家のひとりとしてホワイトをあげている(たしかクレジットされてたような…)。 主人公のコンラッド・マッデンは失業中のシナリオライター。 妻子…
気狂いピエロ アンナ・カリーナ Amazon 「ダッダーン」は最近リメイクして、我らがきんに君が出てて話題になりましたよね。ダッダーンってなんやねん。ダイターンは3だし、ダダンダンは演歌歌手だし、ダダダーヌダダンはサッカー選手。では、ダダイコダダダノダダダスダはさてなんでしょう!(それネコが書いた文書やろ…) フェルディナンは結婚していたが、生活には満足しておらず、昔付き合っていたマリアンヌがベビーシッターとして家にやってきて、その夜のパーティーから早く帰ったフェルディナンはまだ残っていたマリアンヌと一緒に家を出て逃亡生活を続ける。金が無くなったら人から奪うなどして生活を続けていたが…という感…
※この記事は、2024年1月に更新しました。 フランス映画、イタリア映画、ポーランド映画・・・ 起承転結がはっきりしたハリウッド映画より、芸術性の高いヨーロッパ映画に魅力を感じる人もいるはずです。とはいえ、テレビ放送される映画も動画配信(VOD)も、ハリウッド映画か邦画ばかり。 そんな中、数多くのヨーロッパ映画が配信されているのがU-NEXT (ユーネクスト )です。U-NEXTには定額料金内で楽しめる「見放題」作品と、追加料金が発生する「レンタル」作品があります。 この記事では、見放題作品だけに厳選して、おすすめのヨーロッパ映画をご紹介します。 ヨーロッパ映画を配信で見るならU-NEXT!見…