antialiasing
信号処理において、離散信号から連続信号を復元する際に波形がぐちゃぐちゃに乱れる(エイリアシング)のを防ぐこと。
「1秒間に f_s 個の点をつくる」という決まりで連続信号を離散信号にした場合、その離散信号をフーリエ変換して得られる周波数スペクトルは、もとの連続信号のスペクトルを間隔 f_s で無限に並べた物になる。
なので、もしも間隔 f_s が狭いと並んだスペクトルがかぶってしまい、もとの連続信号の情報は失われる。これをエイリアシングと呼ぶ。
エイリアシングを防ぐためには
上記の定義は、Macの画面等で使われている文字のふちを滑らかにする意味での「アンチエイリアシング」と等価である。
例えば、直線は周波数0で発された正弦波信号とみなせるが、これをパソコンの画面上で斜めに表示すると画素の関係ででこぼこする。直線という信号を離散表現したために、余計な周波数成分が紛れ込んだのである(エイリアシング)。これを解消するためにはグレーのドットで画素間を埋めればよい。