周期表2族の元素のうちカルシウム、ストロンチウム、バリウム、ラジウムのこと。 だが、ベリリウムとマグネシウムを加えることもある。 2価の陽イオンになりやすい。 Ca Sr Ba Ra (Be) (Mg)
前回の記事で炎色反応の原理について解説しました. omizu-water.hatenablog.com 今回はMg以外のアルカリ土類金属(Ba, Ca, Sr)や銅についてみていきましょう*1. *1:2022/1/14 高校化学でMgがアルカリ土類金属に分類されていることを知らなかったので追記しました
世界一短い手紙のやりとりをご存じでしょうか。「?」への返信が「!」というもので、もはや言葉は不必要、記号のみで十分に用が足りています。 これは、ヴィクトル・ユゴーが旅行先から出版社に向けて「新作の評判は?」と尋ねたのに対して、出版社から「すばらしい!」と答えたものだそうです。文豪は取材に対応するのがうっとうしいから旅行に出ており、出版社も「レ・ミゼラブル」のこと以外で連絡されるはずはないと心得ています。記号だけのやりとりでも意味を取り違えることなどない、相互理解という下敷きがあれば、たった二つの記号の交換で意図が明確に伝わるという、極めてまれな事例でした。 ところが、今の世の中では全然まれでは…
テルモ ロドリゲス ペガソ ピサーラ 2019 ※リンク先はヴィンテージが異なります 今回はグルナッシュ飲み比べということで、フランスからはザコルのミオセヌ、そしてスペインからはテルモ・ロドリゲスのペガソシリーズのピザーラを用意してみた。こちらの文章は後手であるピザーラのほう。さあ、どんな姿をみせてくれるでしょうか。 まずグラスに注いでみる。だいたい同じ品種だからか、ミオセヌと見比べても色はほとんど変わらない。ある程度透過性があって光にかざせば明るいけど、まずまずワインレッドをしている感じだ。こちらもバラ香水のような香りが主体だけど、ミオセヌに比べるとまだ香りの本領を発揮していない感じがする。…
ドメーヌ・デ・ザコル ミオセヌ このワインは、以前にとても良い印象を受けたザコルのグルナッシュ主体のワイン、ミオセヌ。その2019年版と、テルモ・ロドリゲスのグルナッシュ(ピザーラ)とを飲み比べる会をやることになり、先手はこちら、後手はあちらで抜栓してみることにした。さあ、どうなるだろう。 このワインの見た目はまずまず黒々としていて、透明度もそれほど高くない。とはいえ、黒が強いのでなく、あんこ色が濃いのだと思うところもあり、光にかざしてみるとこしあんのような色が透けてみえる。 香りは、初手から薔薇香水の香りがばんばん来る。以前はベーコンなどローヌ節が強いと感じたようだけど、今回はブルゴーニュは…
平本厚「真空管産業における独占体制の形成」『研究年報経済学』72(2.3)(2012) はじめに 本稿の目的:1920s末の交流用真空管の開発から、戦時統制が本格化する1941年頃までを対象に、真空管産業の発展を分析する。 ただし、ラジオ受信管を中心に取り上げ、分析主題は産業組織(企業間競争など)に絞る。 1930年代前半の市場と企業間競争 技術革新の展開 (1)エリミネーター化:乾電池の交換や蓄電池の充電の手間を省き、維持費の低減を可能にする。技術的には、交流特有のハム(雑音)をキャンセルすることが課題だった。: アルカリ土類金属の酸化物を塗布するもの;UX-226(RCA、1927年)→(…
化学結合(Chemical bond) 手で触れて感じられるほどの大きさの物質には、おおよそ1023個の原子が含まれています.これほど多くの原子が一つにまとまっていられるのは、おそらく原子同士に何らかの引力が働いているからでしょう. しかし、原子一つひとつは中性であり、引き付け合う力が働くようには思えません.また、原子の外側にある電子は大きな負の電荷を持っているため、原子同士はむしろクーロン力によって反発してしまうのではないでしょうか.しかし、現実に物質は存在しますし、原子同士はつながっています. このように、原子と原子がつながることは自明ではありません.原子同士に働く引力による原子間のつなが…
テルモ・ロドリゲス ボデガ・ランサガ エレセッタ [2021] このワインは、テルモ・ロドリゲス系列のワインでカリニャン主体でつくられている。どうせ飲むならメーカーが信頼しているところから開始するのが良いだろうと思い、こいつに手を出した。ところが購入した後、これがカリニャン主体でなくテンプラリージョ等をブレンドしたワインであることが判明。まあいいや、有名どころが作っているテンプラリージョブレンドを飲んでみましょう。 これまた濃いワインですね。ひたすら濃いのと、ひたすら不透明なのと。カラースペクトルはやや青紫色側に寄っていて、久しぶりだなと感じる。グラスに注ぐ段階で、ちょっとヴァイオレット寄りの…
テルモ・ロドリゲス ペガソ・ゼータ [2020] 今日はグルナッシュが飲みたくなったので、スペイン産グルナッシュであるガルナッチャから成るこのワインを選びました。これは本ブログのほうでもおすすめワインとして挙げていた、テルモ・ロドリゲスのおいしいガルナッチャ。今日は生ハムをおつまみに。 まず、色。グラスに注いだ瞬間はちょっと紫ピンク系の薄い色のような気がしたけど、この文章を打っている間に違う感じになった。透明度はまずまず、茶色にも紫色にも傾かない中庸な色合いで暗さはそれなりにある。香りは、梅系のお線香~梅ジャムぐらいの、神妙さ~甘酸っぱさの間をうろうろしている。今日引っ張り出してきたグラスがや…
大学で学ぶ程度の物性物理を端的明快に説明する物性物理学シリーズ.第1章は化学結合を解説します.今回はその最終回です.第2回の共有結合,第3回のイオン結合に引き続き,今回は残る金属結合,水素結合,ファン・デル・ワールス結合を解説します. 第2回の記事はコチラ. univ-phys.hateblo.jp 第3回の記事はコチラ. univ-phys.hateblo.jp 金属結合 金属結合と共有結合 多数の軌道の重なり 水素結合 基本的なメカニズム 結合の配位数 結合の有無の判断 水素結合の効果 ファン・デル・ワールス結合 基本的性質 ポテンシャル形状 金属結合 金属結合と共有結合 共有結合では核間…
大学で学ぶ程度の物性物理を端的明快に説明する物性物理学シリーズ.第1章は化学結合を解説します.今回は第2回です.前回解説した化学結合のうち,今回は共有結合に焦点を当てて解説していきます. 前回記事はコチラ univ-phys.hateblo.jp 共有結合のエネルギー ハミルトニアンの表現 シュレディンガー方程式の近似解 エネルギー期待値 エネルギー期待値の極小化 等核分子の場合 結合軌道と反結合軌道 共有結合とエネルギー クーロンポテンシャル 共有結合と方向性 ダイヤモンドの結合 混成によるエネルギー利得 エネルギーギャップによる絶縁 その他の炭素の結合 3軌道のみの混成 グラファイト フラ…
スクラップ廃材置き場の火災の理由について スクラップ廃材置き場の火災の理由 スクラップ廃材置き場での火災は、毎年のように発生しています。スクラップ廃材置き場の火災は、人命や財産に大きな被害をもたらすため、その原因と対策について理解しておくことが重要です。 もくじ 1.スクラップ廃材置き場の火災の原因 2.スクラップ廃材置き場の火災対策 3.そもそも自然発火する元素はなんでしょうか? 4.雨水、水に反応して燃える元素は何でしょう。 5.まとめ 1.スクラップ廃材置き場の火災の原因 スクラップ廃材置き場の火災の原因は、大きく分けて次の3つに分けられます。 自然発火 自然発火とは、廃材が自己発熱によ…
開発情報 アプリ名:化学の王様 - 一問一答・四択問題6000問でテスト対策 開発言語:Swift (iOS) flutter(Android) サーバー:Firebase インフラ:Firebase 公開日:2020-07-13 最新アップデート:2023-11-28 Update!! ストアページ 化学の王様 - 一問一答・四択問題6000問でテスト対策 HANAUTA INC. 教育 無料 play.google.com ストア情報 ◉アプリをリニューアルしました。 今までアプリを起動できなかった方、大変申し訳ございませんでした。 無事にアプリのアップデートができ、なおかつパワーアップし…
化学工業が発展した18世紀以降,酸やアルカリの量を知ることは原材料の品質を調べるうえで非常に重要でした.中でも中和反応を利用する中和滴定は未熟練者でも使える画期的な方法でした. 理科実験でお馴染みの中和滴定は,どのように誕生したのでしょうか? By UCL - Flickr, CC BY 2.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=45263025今回は水質調査や硝石産業などと関わりに深い中和滴定の成立過程の歴史を見てみましょう.
みずがき山自然公園にて この前まで暑い暑いといって畑仕事をサボっていたのに、ここにきて朝夕が寒すぎて、昼間しか動けなくなってしまった僕であった。 寒さのせいで雑草も生える速度が鈍くなり、オクラも実が成長しなくなり、なすびも簡単には大きく育たなくなった。ピーマンやパプリカは相変わらず収穫ができるものの、以前のように大量に採れ過ぎて困るほどではなくなった。ミニトマトも一週間に数個採れるくらいで・・・。 何が言いたいのかというと、畑仕事をしばし放置して温泉旅行に行こう!ということにしたのである。目的地は、山梨県にある増冨ラジウム温泉。なんでも、信玄公の時代から湯治場としてあったようで、その名のとおり…
ペガソ・ゼータ [2019] テルモ・ロドリゲス このワインは、テルモ・ロドリゲスが作っているおいしかった赤ワイン「ゼータ」。前回、7月に飲んだ時はバランスの良さからびっくりさせられた。今回はどうだろう? まず見た目。ガルナッチャ(グルナッシュ)でできているというけど、最近のピノ・ノワールよりも薄い色じゃないかと。ややオレンジ色がかった、透明感のあるカラーだ。香りには、おしることアセロラ、それと土っぽさがある。高いブルゴーニュグラスを使っていないからかもだけど、今回は揮発臭、照り照りとしたにおいが強い。それと青竹みたいなにおいも? 口に運んでみると、あまいおしるこから入って、苦みがたっぷり。あ…
「みんなで早押しクイズ」フリーマッチで作問したクイズの記録です。2023年8月20日夜22時に「ノンジャンル028」として出題した全20問です。 スポンサードリンク // 注1:問題・解答・解説は、追記など無い場合、基本的に2023年8月20日夜22時時点のものです。 注2:正解者数は、再放送を含めてフリーマッチを計3回行った際の合計人数です。また、解答権は参加者の95%としています。 問01. 実際には役員12人のうち5人が女性だが、現在公開中の映画の劇中では役員全員が男性にされている、後に社長となるルース・ハンドラーが生み出した「バービー人形」の大ヒットで知られるアメリカの玩具メーカーは何…