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アフターバーナー

(サイエンス)
あふたーばーなー

[英] After Burner (略:A/B)
アフターバーナーとは、エンジンの排気ガスにケロシンなどの灯油系燃料を噴射して再び発火させる装置のこと。ジェネラルエレクトリック(GE)社の商標登録でもある*1
主に超音速航空機のジェットエンジンに取り付けられる。
簡単な構造で爆発的な出力を得られる反面、ミリタリー推力の数倍以上の速度で燃料を消費する。たとえばF-15戦闘機の場合、アフターバーナー全開の状態を維持すれば5分で燃料を使い切るとされる。このため、実際に使える時間は大抵1分に満たず、主にマニューバーやスクランブルなど、数秒単位での加速力の差が人の生死を分け得る緊急事態、及びその状況を想定した飛行訓練など限られたシチュエーションでのみ用いられる。

*1:ロールスロイス社ではリヒート(Re-heat)、プラット&ホイットニー社ではオーグメンター(Augmentor)と呼ぶ

アフターバーナー

(ゲーム)
あふたーばーなー

セガが1987年に発売したアーケードゲーム。ゲームデザインは鈴木裕。
体感ゲーム最高傑作との呼び声も高い名作シューティングゲーム。
空母 SEGA Enterpriseから発進したF-14XX戦闘機を操り、敵のミサイル攻撃をよけながら、バルカン砲とホーミングミサイルで敵機を撃墜していく。空中給油も行う。
『アフターバーナー』から2カ月後に、『アフターバーナーII』に差し替えられた。スロットルレバーが追加装備されたほか、ゲームバランスなどの各種調整が行われている。
筐体はいくつかの種類があり、前後左右に可動する「ダブルクレイドル」筐体、左右に可動する「コマンダー」(シングルクレイドル)筐体のほか、シットダウン、アップライト筐体も存在した。
ポリゴン3Dゲームが全盛となるより前の時代に、物量に任せたスプライト表現により演出されたスピード感あふれるゲーム展開と、ギターをサンプリングしたロック調のBGMが好まれて大ヒットした。80年代後半の体感ゲーム全盛期を象徴する作品といえる。
2006年10月より続編『アフターバーナー クライマックス』が稼動開始。

移植

  • セガ・マークIII
  • ファミコン
  • X68000
  • PCエンジン
  • メガドライブ
  • FM-TOWNS
  • スーパー32X
  • セガサターン
  • ドリームキャスト
  • プレイステーション2
    • 『SEGA AGES 2500 シリーズ Vol.10 アフターバーナーII』として2004年3月18日発売。グラフィックスをポリゴンで表現したリメイク版。
  • ニンテンドー3DS
    • 『3D アフターバーナーII』のタイトルで、ダウンロード専用ソフトとして2013年12月18日配信開始。3D立体視に対応しただけでなく、プレーヤーの動きに合わせてモニタが上下左右に傾く体感ゲーム筐体を擬似再現した「ムービング筐体」モードや、ゲームシステムをアレンジした「スペシャルモード」を追加。これまでのセガ3D復刻プロジェクトと同様、ステージセレクト、途中セーブ/ロード、リプレイ、詳細な各種設定機能などを実装している。

続編・関連作品

  • パワードリフト(コースA/C/Eのエクストラステージで自機として登場)
  • G-L.O.C.
  • R-360版G-L.O.C.
  • ストライクファイター(G-L.O.C.をアフターバーナー寄りにアレンジしたもの)
  • アフターバーナーIII(上記ストライクファイターをメガドライブにアレンジ移植したもの)
  • スカイターゲット
  • セガストライクファイター(上記ストライクファイターとは全く別のポリゴン作品)
  • アフターバーナー クライマックス
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