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アニメソング

(アニメ)
あにめそんぐ

一般的定義

主題歌や挿入歌などアニメ作品で使用される歌、劇中では用いられないが作品と結びついたイメージソング、キャラクターソングなどの総称。アニメ主題歌。アニソン。
その曲が使用されているアニメ作品のイメージや世界観をよく体現していることが多い。

起源

1943年の「くもとちゅうりっぷ」が、初めてオリジナル主題歌が作られた日本アニメと言われている。オリジナルでないものも含めると、1933年の「のらくろ上等兵」で「勇敢なる水兵」の替え歌が使われた例がある。また、テレビアニメでは、1963年の「鉄腕アトム」が最初である。

アニメソングのいろいろな定義

アニメソングの定義は、非常に多種多様な考え方が存在する。それは個人の主義主張と直結しているとも言える。従ってその全部を網羅することはとても不可能だが、代表的な考え方と思われるものを以下に5つ挙げる。それぞれに特色があるが、一般的な定義を中心として、それよりも範囲を広げるのか、または狭めるのかがポイントとなっている。
なお、各主義の名称は分類のために便宜上命名したもので、一般的な名称ではない。

「アニソン原理主義」

「アニソンらしいアニソン」しか認めない、最も厳しい考え方。
アニソン四天王に代表されるような、アニメソングを専門に歌う「アニソン歌手」の歌う曲や、渡辺宙明、菊池俊輔などアニメソングに古くから関わってきた作曲家が書いた曲のみ認める。タイアップ曲はもちろん論外。さらに、(それぞれの個人的解釈により)作品の主題やイメージにあっていないとされた曲も、アニメソングとしては認めないことがままある。
その結果として、この考え方に適合する曲は、擬音語が多い、必殺技連呼、主人公のモットー主張、などといった70年代アニメソングの特徴を持つ曲が多くなる。
一般人にも分かる定義としては、「曲名または歌詞中に、作品名や作品に関連の深い語句が含まれることにより、一般人でも確実にアニメソングとわかる歌」とするのが妥当であろう。
なお、適合する曲の特徴が一致していることから、一部の特撮ソングが含まれる場合がある。

「作品中心主義」

作品を中心としてアニメソングを定義する考え方。
基本的に「ある作品のためだけに作られた曲」をアニメソングとする。また、作品の主題や世界観・イメージが曲に取り入れられているかが重視される。作品の主題などがあまり考慮されない、一般アーティストによるタイアップ曲は認めない。
タイアップ曲をアニメソングとして認めない人は、主としてこの考え方であることが多い。

「基本主義」(一般的な定義)

アニメソングの定義として最も一般的な定義。
主題歌や挿入歌などアニメ作品で使用された曲や、作品中では使用されていないが、アニメ作品のイメージを表すために作られたイメージソングやキャラクターソングなどを、アニメソングとする。
タイアップ曲であるかどうかは関係ない。

「拡大主義」

より広義にアニメソングを定義しようとする考え方。基本主義で認めた、アニメに使われている曲やイメージソングに加えて、特撮ソングやゲームソング、声優ソングなどを含める。
カラオケ機種の曲分類は、この考え方にのっとるものが多い。

「子供向け全般主義」

子供向けに作られた曲全般をも広くアニメソングとして認める考え方。
アニメソングと子供向けソングを同一視する。拡大主義で認めた曲に加え、「ひらけ!ポンキッキ」や「おかあさんといっしょ」などの子供向け番組で使用された曲も含める。場合によっては童謡も含めることがある。

タイアップ曲

アニメソングにおける「タイアップ曲」とは、互いの販売促進・話題性向上という関係で結ばれた、アニメ作品とは関係の薄い一般アーティストが歌っている曲のことを言う。
作品のイメージにそぐわないケースがしばしば見られるため、、毛嫌いするファンも少なくない。その一方で、近年では作品の内容を咀嚼した楽曲を作るアーティストも多く、複数の作品で起用されるケースも珍しくない。

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