Atlanta class
第二次世界大戦時の米海軍の巡洋艦。
オマハ級軽巡の代替として計画され、当時重視され始めた防空能力と、駆逐艦戦隊の旗艦となる能力を併せ持った艦として計画された。第2次ロンドン軍縮条約下に建造されたため、重武装の割りに排水量が低く抑えられ、復元性に問題を来している。第二次世界大戦中、空母機動部隊の防空艦として用いられた艦が高い実績を示したため、後期建造艦は防空艦としての性格を強め、特に1943年度計画艦は魚雷兵装を全廃している。
防空力を重視したので主兵装は127mm連装砲8基16門、533mm4連装魚雷発射管2基。後期艦は魚雷発射管を撤去し、連装砲が6基12門に減らされたが、機銃を多数増備した。
一番艦のアトランタと二番艦のジュノーは水上戦闘に投入されて第三次ソロモン海戦で沈められてしまったが、他の艦は当初予定の空母機動部隊の護衛艦として運用され、猛威をふるった。