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アイヌ語

(一般)
あいぬご

言語として

アイヌの言語。
系統不明の言語であり、地理的に近い日本語との間にも借用語以上の関係は見いだされていない*1
もともとは文字を持たず、叙事詩や昔話の形で言語が保存されてきたが、現存するのは北海道方言及び樺太方言のみ*2
明治以降の政府の政策により、日常言語としてはほとんど用いられなくなった。
実際に流暢にアイヌ語を話せる人は数名、しかも全て高齢者と言われ、まもなく失われる危険性がある。
現在、アイヌ語を学ぼうとする人のため、北海道などでアイヌ語の学習会が行なわれている。
また、アイヌ語に関する研究書が多数出版されている。
アイヌ語の入門本もいくつか出版されている。

現在に残るアイヌ語

北海道の地名でアイヌ語由来の地名は多く存在する。
これらの地名は漢字での当て字が当てられ物が多い。

また2000年代以降、地下アイドル・アキバ系アイドルのイベント会場にて、いわゆる「オタ芸」を行う際の掛け声で、以下のアイヌ語が叫ばれる事がある。
「チャぺ アぺ カラ キナ ララ トゥスケ ミョーホントゥスケ」
これは「虎の如く火の如く、人の造らざる繊細な心も維新となれば海をのみ、女を食らふ。その振動を心の有るがままに化身し、本来繊細な心を飛ばし刹那に思ふがまま除き去る。これ、己に忠実。刹那な刻の流れに身を任すのみ、これこそ高まりの心髄なり」の意味を「虎・火・人造・繊維・海女・振動・化繊・飛・除去」と叫ぶ事があり、そのバリエーションの一つとして、アイヌ語で叫ぶと言う物である。
意味合い的には、
チャペ=猫 アペ=火 カラ=(何かを)造る キナ=ござや、ござを作る細い材質のもの。 …と、似たような意味合いを組み合わせている。

*1:なお、日本語も系統不明の言語である。

*2:かつては千島方言もあった。

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