Never Let Me Go カズオ・イシグロの小説。2005年のブッカー賞最終候補。
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)
わたしを離さないで
TBSテレビ系で、2016年1月15日から2016年3月18日にかけて放送されたテレビドラマ。
Never Let Me Go
イギリスの田園都市にある私立学校で育ったキャシーは、当時の2人の仲間と再会する。彼らとの仲が再燃すると同時に、過去を思い出すが。 カズオ・イシグロの小説の映画化。
*1:Rated R for some sexuality and nudity.
――山本周五郎賞の審査員もされていましたね。
わたしを離さないで [ キャリー・マリガン ]価格: 1320 円楽天で詳細を見る 評価 「わたしを離さないで」の個人的な評価は「A」です。 ※評価は五段階で、上から順にA、B、C、D、Eです。 映画のあらすじ あらすじは以下のサイトから見ることができます。 filmarks.com 感想 昔っぽさを感じつつも、臓器提供のためにクローンを育てるという斬新なアイデアとのコントラストに思わず引き込まれてみてしまいました。 なかなか没頭して映画を見れるということは少ないのですが、この映画は自分の中では珍しく没頭してみることができた作品です。 視聴し終わった後に、wikiを見るとどうやら原作があるらし…
再生医療や移植技術の向上など、医学の進歩は目覚ましい。 倫理的な問題を除けば、動物のクローンを作ることも可能だ。 クローン技術で生まれたヒトは、臓器提供をするという使命を持って生まれる。それは果たして人なのか。その人は幸せに生きられるのか。 ※ネタバレと思われる内容が含まれるのご注意ください。 わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫) 作者:カズオ・イシグロ,土屋 政雄 早川書房 Amazon (あらすじ) 孤児院のような施設で、保護官と同じような子どもたちと共に学び、遊び、成長してきたキャシーは、現在は介護人として働いている。親友のルースとトミーとの付き合いは長く、時に仲たがいをしながらも…
こんにちは、心に深く響く物語を求める皆さん。今回は、ノーベル文学賞作家カズオ・イシグロの感動作、「わたしを離さないで」についてお伝えします。この小説は、メモリーと愛の糸が絡み合い、深い感動を届けてくれます。 イシグロの作品は、その独特な雰囲気と深遠なテーマが、読者を魅了する特徴です。この作品も例外ではありません。物語は、主人公のキャシーの視点から綴られ、彼女の過去と現在が交錯する中で、時間と記憶の意味を考えさせられます。 「わたしを離さないで」は、クローン技術を背景に、人間の存在やアイデンティティについて問いかける深遠な物語です。登場人物たちの静かな葛藤や感情の揺れ動きが、読者の心に寄り添い、…
★原題は “Never Let Me Go” メインキャストは、キャリー・マリガン、キーラ・ナイトレイ、アンドリュー・ガーフィールド『わたしを離さないで』2011年公開★不治の病の治療に成功し、人類の平均寿命が100歳を越えた世界外界との接触を禁じられた特別な寄宿学校「ヘールシャム」で暮らしていたキャシー(キャリー・マリガン)、ルース(キーラ・ナイトレイ)、トミー(アンドリュー・ガーフィールド)はアートなどを学びながら共に育ちます ある日、新任の先生から自分たちの運命を知らされますその後、その先生はすぐに退職になり…逃れられない運命に縛られ、定められた生き方を歩む3人の行き着く先は… ★これは…
【配信のお知らせ】1/29(日)24:00はクリスさんと読書会です課題図書は『わたしを離さないで』、何度も延期してしまいすみませんでした…!よろしくお願いします!#知るかコラボ📚https://t.co/lMQq2zUtir🔖https://t.co/KhQRyd9YN4 pic.twitter.com/nsJTyfGTvf — 大浦るかこ🦉あにまーれ (@Rukako_Oura) 2023年1月28日 丸一日使えば読みきれないことはないかと 活字が好きな人は読んで損はない作品だと思います youtu.be 前回は総集編でした
今週の pic.twitter.com/fzNzkN90vT — 獅子王クリス🎄🐙シュガリリ (@ChrisShishio) 2022年12月26日 課題図書は『わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)』 恐らく今までで最長の作品なので早めに読まれることをおすすめします
レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「わたしを離さないで」(2010)です。 ノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロ(「日の名残り」が有名)のSF小説「わたしを離さないで」を映画化した作品です。SFと言ってもあまりSFらしくなく、どちらかと言えば普通の医学ドラマと言ってもいい映画です。 映画は、英国片田舎の寄宿学校ヘールシャムで学んでいる三人の生徒キャシー(キャリー・マリガン)、ルース(キーラ・ナイトリー)、トミー(アンドリュー・ガーフィールド)はごく普通の学校生活を送っていた。やがて、ヘールシャムを卒業した三人は自分達の運命、臓器提供のクローン人…
こんにちは 最近、『わたしを離さないで』という小説を読みました。 そして読後、胸にザラッとした感じが残りました。 わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫) [ カズオ・イシグロ ]価格:1078円(税込、送料無料) (2022/10/25時点) 楽天で購入 「どこかで、感じたことがあるな」と思ったら、『ウルトラマンタイガ』『娘よ』を観た後にも、似たような感じが残っていました。
今週のやつと昨日上げた動画AI絵師を笑うな https://t.co/wpm1R2OiiW @YouTubeより pic.twitter.com/HpY3cxahYz — 獅子王クリス🎄🐙シュガリリ (@ChrisShishio) 2022年10月24日 課題図書は『わたしを離さないで』ですね 少し長いので自信がなければ早目に読まれるとよいかと わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫) 作者:カズオ・イシグロ,土屋 政雄 早川書房 Amazon
世界史が苦手だったので、アーサー王と言われても「聞いた事あるなあ」ぐらいで、ガウェイン卿に至っては「誰?!」という感じだったなのでどういうスタンスで読むのが正解なのか悩む作品ではあったけど、史実そのものが曖昧な事によって、ある程度の方向性が決まり、さらに解説で作者が「たんなるファンタジーではない」と語ったという事が書かれてあるのを読んで、やはりという確信のようなものを得て読む事ができたこの作品には現代人でも克服できていない問題が描かれていると思う シビアな現実をファンタジーふうにコーティングしているような不思議な作品に思える「わたしを離さないで」も悲惨な現実を穏やかな印象に変えている作品に思え…
葬送のフリーレン(1) (少年サンデーコミックス) 作者:山田鐘人,アベツカサ 小学館 Amazon 宿泊したホテルに置いてあって、読んでみたら面白くて一気に12巻まで読んでしまった。 まず設定が見事だと思う。魔王を倒した後から物語が始まるという発想、すごくない!?主人公が仲間を集めていってラスボスを倒しに行くというのが普通の発想で、冒険もののアニメやゲーム、映画はそういう構造なのに、葬送のフリーレンは違う。 さらにすごいと思ったのが、主人公のフリーレンはエルフで1000年以上をゆうに生きて、冒険をともにした勇者ヒンメルは人間である点。冒険をともにした期間は10年で、人間にとってその10年はと…
最近、読みたい本が手に入りにくくなってる気が…。 「毒入りチョコレート事件」アントニイ・バークリー(創元推理文庫) 20年ぶりくらい2回目。6人の好事家によって示される事件の6通りの解決。一つ解決が開陳されるごとに、事件のあらたな一面が明らかにされ、次第に隠れた真相が見えてくる…という凝った趣向。100年も前にこういう前衛ミステリが書かれていたというのはなかなか凄く、近年バークリーの他の著作もつぎつぎ訳され読めるようになってるので、これはぜひ他のも…と思って探したら他の代表作「第二の銃声」も「試行錯誤」も品切れでプレミア価格とは…。ぐぬぬう。 第二の銃声 (創元推理) (創元推理文庫) 作者:…
2011年11月25日 中居正広の金曜日のスマたちへ 2013年1月6日・13日 大河ドラマ 八重の桜 第1・2回 2013年7月3日〜9月11日 水曜ドラマWoman 2013年9月23日 スペシャルドラマ金田一耕助VS明智小五郎 2013年10月8日 ドラマよろず占い処 陰陽屋へようこそ 第1話 2014年1月15日〜3月12日 水曜ドラマ明日、ママがいない 2014年5月12日 月曜ミステリーシアターホワイト・ラボ〜警視庁特別科学捜査班〜 第5話 2014年9月29日 スペシャルドラマ金田一耕助VS明智小五郎ふたたび 2014年10月5日 秋のドラマ特別企画最強のオンナ 2015年1月1…
漫画「バーナード嬢曰く。」施川ユウキ(一迅社)に登場していた書籍の中でとても気になった「カササギ殺人事件」アンソニー・ホロヴィッツ/山田蘭・訳を、3月中旬図書館で借りた。 年度末バタバタしていてなかなか読めなかったので貸し出し延長してもらい、本日ようやく読み終えた。 読み進められなかったのはただただ自分の怠惰によるもの。 2018年9月初版、「このミステリーがすごい!」(宝島社)、「週刊文春ミステリーベスト10」(週刊文春)、「2019本格ミステリ・ベスト10」(原書房)、「ミステリが読みたい!」(ハヤカワ・ミステリマガジン)のナンバー1に輝いた作品がつまらないわけがない。 上巻は一気に読み終…
Amazonプライムビデオで独占見放題配信中のドラマ『フォールアウト』に主演している大きな瞳の女優。彼女の名前はエラ・パーネル。映画『アーミー・オブ・ザ・デッド』やドラマ『イエロージャケッツ』に出演し、近年注目度が高まりつつある若手女優の一人です。今回は、そんなエラ・パーネルのプロフィールや代表作を紹介します。 関連記事:Amazonドラマ『フォールアウト』ネタバレ感想&レビュー(書き起こし) - 海外ドラマパンチ (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); エラ・パーネルのプロフィール エラ・パーネル(Ella Purnell)は、1…
おはようございます。 梅つま子です。 英語の学習に関して、 私が好きな勉強法は、 日本語に訳された本を先に読み、 そして原作を後から英語で読むことです。 この方法で、これまで何冊もの本を読了してきました。 www.tsumako.com www.tsumako.com www.tsumako.com 読書を重ねるにつれて、 英語力もあがってくるけれど、 それと同時に、もしくはそれよりも強く、 ああ、私は日本語母語話者であることよ!と実感します。 自分の日本語力がとても強靭でたくましいことを感じます。 読解力も思考力も、すべて日本語で培ったものであり、 日本語が使えない世界を想像することすら出来…
自分の子供に人工頭脳を搭載されたAF(Artificial Friend)を親友にしますか? それとも、もっと… 読みながら、「ミーガン」や「本心」も思い出しました。 どれもAIをテーマにした作品ですが、機械が「心」を持つというのは私達にとってどういう事なのかを考えさせられます。 作者 【クララとお日さま】のあらすじ クララに決めて良かった【クララとお日さま】あらすじとネタバレ感想 第1部 第2部 第3部 第4部 第5部 第6部 ザ・クリエイター創造者のあらすじ 【ミーガン】のあらすじ 【本心】のあらすじ カズオ・イシグロの本 遠い山なみの光 浮世の画家 日の名残り 充たされざる者 わたしたち…
自分の音楽癖、27歳 社会人5年目編その13。 出来るだけ聴きやすいようにyoutubeのリンクを貼るが、どうしても動画がない場合はSpotifyのリンクとしている。 ------------------------------------------------------------------------------------------- 1.plantar - Theology open.spotify.com 婦人倶楽部で有名なムッシュレモンこと佐藤望のソロプロジェクト。 最高。 今年入ってから一番聴いてる。 日常のどのシーンで聴いても馴染む。 2.Orangeade - わたし…
こんにちは! 約1年も更新しないブログはもはやブログなのか?という感じですが…。 ここ数年でYA以外にもいろいろなジャンルの本を読んできたので、ゆっくり紹介できればと思います。 よろしければたまにのぞいていってください! 今日紹介する本はこちらです↓ わたしを離さないで カズオ・イシグロ 作 土屋 正雄 訳 出版者:早川書房 国:イギリス 刊行:2008/8/25 ページ数:450p 定価:980円+税 装画:民野 宏之 原題:NEVER LET ME GO 2017年にノーベル文学賞を受賞して話題になったカズオイシグロの作品です。 私は先日、人生初のコロナになったのですが、この本を枕元に置き…
読書日記 2024年3月13-19日 ・伊坂幸太郎『クジラアタマの王様』 ・伊坂幸太郎『逆ソクラテス』 ・阿部和重、伊坂幸太郎『キャプテンサンダーボルト』 上下 ・下村敦史『失踪者』 ・オギ・オーガス、サイ・ガダム(坂東智子訳)『性欲の科学 なぜ男は「素人」に興奮し、女は「男同士」に萌えるのか』 ・スティーヴン・キング、べヴ・ヴィンセント編アンソロジー(白石朗、中村融訳)『死んだら飛べる』 ・岩下悠子『漣の王国』 ・アンソロジー『泥酔懺悔』 ・中村文則『掏摸』 ・加納朋子『ななつのこ』 ・辺見庸『反逆する風景』 以下コメント・ネタバレあり
前回取り上げたカズオ・イシグロの『クララとお日さま』について、sumita-mさんのブログが弊ブログへの言及を含む記事を下記記事を公開された。それに触発されて、この小説についてもう少し書くことにした。 ところで、今回の記事のタイトルに【ネタバレ満載】と銘打った。これは、弊ブログの読者の方にはできるだけ本作を予備知識なしでお読みいただきたいと思うからだ。本作はミステリではないし、作者のカズオ・イシグロ自身はネタバレ大いに結構というスタンスらしいのだが、私は本作のあらすじをあらかじめ知ってしまうと大いに興趣が削がれると思った。だから前回の記事では「これくらいは書いておいても大丈夫だろう」と思った箇…
イシグロの、ノーベル賞を貰ってから最初の作品。こんども近未来SFだが『わたしを離さないで』よりももう少し科学技術が進んだ社会。主人公はナニー・ロボット。つけられた少女はただし幼女でなくすでに14、5歳で、命にかかわる持病がある。主人公クララは少女ジョジーの回復を心から願い、お日さまに祈る。そしてついに奇跡が起こり、ジョジーは元気になる。めでたしめでたし。 ...なわけないだろ。『わたしを離さないで』で可哀そうなクローン人間たちをあっさり見捨てたあのイシグロが書いてるのに。たとえばこの少女の母親(小説のなかでただ一人、クララに名前で呼んでもらえない)なんか、この小説のあとどうなる? 自分のエゴで…
今回は前回に予告したモーツァルトシリーズの最終回(『魔笛』篇)は先送りして、久しぶりに音楽と関係ない本の話題。 カズオ・イシグロの『クララとお日さま』(ハヤカワepi文庫, 2023)、これは昨年8月に文庫化され、本を買ったのは10月頃だったと思うが、ようやく読む時間がとれたので、日曜日(17日)に読み始めて今朝読み終えた。イシグロのノーベル賞受賞後第一作で、単行本初出は2021年だった(イギリス、アメリカ、日本の3国で同時発売)。 www.hayakawa-online.co.jp イシグロの小説を読んだのは4作目(すべて長篇)。ロボットのクララの一人称で語られる物語というだけで、2021年…