「ものの歩」は週刊少年ジャンプ連載の将棋漫画。作者は池沢春人。監修は橋本崇載八段。
週刊少年ジャンプ2015年42号(9月14日発売)より連載開始。
連載開始のキャッチフレーズは「青春熱血将棋漫画 」「 全力青春将棋譚 」など
高校に入学したばかりの信歩が手違いで入居したのはプロの棋士を目指す者が集まるシェアハウス"かやね荘"。
将棋マニア達との奇妙な同居生活を通じて、信歩は「将棋」の世界に足を踏み入れることに!!
今、打たれた一枚の歩。その進む先に拓かれる景色は...!?
高良 信歩(たから しのぶ)
千賀高校一年生。要領が悪く、猛勉強の甲斐もなく本命の高校受験に失敗。滑り止めの私立高校に入学。入る予定の寮が老朽化のため入れず、かやね荘へ下宿することになり、そこで将棋と出会う。将棋は詰みなど終盤において異常な才能を見せる一点集中型の思考力(トンネルマインダー)の持ち主。右手に矢印を油性ペンで書き、それを包帯で覆っている。意外と長身。
直井 泰金(なおい やすかね)
かやね荘の管理人。奨励会三段。14歳で三段リーグ入りした「元」天才少年。その後10年間三段リーグに在籍中。めがねと綿入りはんてん姿が特徴。かやね荘には奨励会員を入れる予定だったが、手違いで素人の信歩が来てしまった。元家庭教師という経歴もある。
銀雅(ぎんが)
かやね荘の住人。奨励会三段。クールで周りのことにあまり関心がないタイプだが、信歩にアドバイスをする優しい面も。20歳以上。
桂司(けいし)
かやね荘の住人。奨励会員。首にアクセサリーをつけている。シェアハウス内での将棋の実力は信歩を除き最下位の模様。巨乳好き。
香月(かづき)
かやね荘の住人。奨励会員。大きいヘッドホンを身に着けている事が多い。奨励会の対局に負けるとシェアハウスのトイレに籠る。鎖骨好き。
みなと
かやね荘の住人。女性。千賀高校一年。奨励会員。ツインテールが特徴。男まさりの勝ち気な性格だが、シェアハウスの外では女の子らしく振舞っている模様。
藤川 竜胆(ふじかわ りんどう)
千賀高校一年。将棋部。藤川元名人の孫。将棋の力はあるものの、アマチュアの大会で倒したい相手がいるため、プロを目指さずに高校に入り将棋部を作った。
百合峰 蒼馬(ゆりみね あおば)
竜胆が藤川杯決勝で当たった相手。竜胆に対し逆転の一手を放つもその直後謎の投了。竜胆にとっては納得の行かない優勝となり、遺恨を残す対局となった。プロに興味はなく、将棋を遊びと言い切る。将和高校一年生。
相楽 十歩(さがら じっぽ)
高校生プロゲーマー、ワクワク生放送のゲーム実況者。愛称は「jippo(ジッポ)」。様々なゲームをすぐ攻略してしまうため退屈し、「逆に一周して?」将棋の世界に参入。一ヶ月で相当の腕前になり、将棋大会で信歩と対戦。広角思考力(ファンネルマインダー)の持ち主。
かやね荘 「千駄ヶ谷駅から徒歩10分、家賃一人3万円、4LDKのシェアハウス、榧の駒音(かやのこまね)が鳴り止まぬ不夜城」(第一話より引用)
将棋会館に近い一戸建て住宅。直井泰金を管理人とし、将棋の研鑽を目的に奨励会員を専門に下宿させている。第一話開始の時点で泰金を除き4人の下宿人がいた。下宿人が4人では運営が赤字らしく、信歩は入居条件外だったが家賃収入のために入居が認められた。掃除などの家事は将棋の成績で決めている模様。