B’zの稲葉さんや藤井風さんと同じく、岡山県出身のシンガーソングライターまきちゃんぐ。岡山弁で歌われるのは、ふるさとを離れる子どもへの向けた、親からの想い。まきちゃんぐの伸びやかな歌声と、ピアノのやわらかな音色が響く。冒頭にこんな歌詞がある。 そうじゃろ なんもない街を出たらええが そしたら楽じゃろ ほんまに楽じゃろ 標準語だと、そうだよ何もない街を出たらいいよそうしたら楽だよほんとに楽だよのようなニュアンスだろうか。なんもない街とは、都会的な場所ではなく、地方を連想させる。それはこの曲をつくったまきちゃんぐが、岡山の出身ということもあるが、地方のそのまた地方の片隅で育った私が、子どものころ考…