石田千さんは町を書く。ぼつぼつと読み続けたい。 2023年3月18日 石田さんは町を書く。どっちかと言うとしょぼっとした町を書く。あんまりしょぼっとしたくないけれど石田さんの本が好き。「休日のちいさな本」という章で、石田さんの好きなちいさな本が挙げられていた。ちょっと意外にもずっと疎遠だった永井宏さんの本が挙がっていて、そうだもういちど永井さんに出会い直そうと思った。 「本は、木箱にいれておいて、あふれてくるとかたづける。くりかえしかたづけても、箱の中に残す本があって、並べてみるとちいさな本が多いのだった。本を読むのは休みの日で、出かけるときにも一冊連れて行く。そんなふうにして、ちいさな本が増…