嗤う日本の「ナショナリズム」 (NHKブックス) 作者:北田 暁大 NHK出版 Amazon 仕方なく鼻炎のカプセルを飲んで横になりながら『嗤う日本の「ナショナリズム」』北田暁大著を読む。 面白いところもあるし、そうでないところもある。ためになるところもあるし、そうでないところもある。ピンとくるところもあるし、そうでないところもある。 皮肉屋でありながら、『電車男』のようなくっさい純愛物語に共感する若者。そこにはアンチノミー(二律背反)があるという。論理的には矛盾しているが、それは「オレ的」には成り立っていると。糸井重里の「おいしい生活」、田中康夫の「なんとなくクリスタル」に見られる人それぞれ…